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タカシ ザ ニート
2020年5月15日 03:52
イントロアコースティックギターが奏でるカントリーミュージック。「抱きしめたい」という熱烈なタイトルとは裏腹に牧歌的で穏やかな曲調で始まる。 メインパートピアノが入りブルースの要素が足される「田舎が飛んでゆく」という表現で車窓からの景色が描写されている。主人公は列車に乗っている状況。「遠い田舎」とあることから、ここでの田舎は"故郷"ではなく"都会の対義語"としての田舎であることが推測され、
2020年5月15日 03:57
イントロカントリー調のワルツが始まる。Kind Woman/Buffalo Springfield のように牧歌的で穏やかな印象。1番※この2行の解説長いので一時停止推奨遊園地で絵を描いたということなので、主人公と「きみ」は遊園地デートをしているのだろうか。一見ほのぼのとしたシーンのように感じられる。しかしそれは1曲目「抱きしめたい」であなたが空想の世界へ引きずり込まれているからであって決
2020年5月15日 04:01
1番細野晴臣の声が良い。多重録音であることをさっ引いても低音が伸びていて良い。細野晴臣の無骨な歌い方も良い。具体的にはフレーズ終わりの音程の曖昧さ/適当さが良い。カバー作に多いパターンだがこの曲を誠心誠意心を込めて歌われるとしんどい。風景を描写しているだけだ。細野晴臣くらいの無関心さで歌うのが良い。しかしサビはしゃくりを入れつつしっかり歌う細野晴臣はまた良い。2番ミニマルな曲調が良い。一つ
2020年5月15日 04:04
1番Wikipediaによると「暗闇坂」は実際に麻布十番にある実際の坂の名称のようだ。かつては昼間でも暗いほど鬱蒼と樹木が茂り、狭い坂道に覆いかぶさっていた。暗く見通しの悪い急な坂道であったため、妖怪や幽霊が出没するといった伝説が生み出されたようだ。そんな暗闇坂の真夏の昼下がりの出来事を描いている。本格的なカントリー調の曲であるため、怖いはずの暗闇坂はポップさがあり、また強い郷愁感を覚える。
2020年5月15日 04:08
イントロ和楽器パートから始まる。ここまでバンドサウンドだったのに急にどうしたのか。そして英語で大瀧詠一が喋りだす。ちなみにBannnai Tarao(多羅尾伴内)とはミステリ映画シリーズの探偵の名前である。ここで日本と西洋の対比だと気付く。多羅尾伴内にとってハイカラ(西洋風をまねたり流行を追うこと)は美しいらしい。とても怪しい。そしてハイカラで激しいギターとドラム、熱い。1番女性と
2020年5月17日 11:08
まとめうだるような暑さ。クーラーはおろか扇風機もなく、風鈴やうちわ、日傘でしのいでいるような時代。そんな時代を筆者は経験したことがない。しかしなぜかノスタルジックな気持ちになって、泣けてくる。もう一回聞こうっと(内容うっす…)
2020年5月17日 11:09
1番「電車通り」とは路面電車が走る道のことだ。そこを猛烈な勢いで駆け抜けていく子供たち。彼らは自分たちが竜巻を起こしている気分になっている。街をぐらつかせるほどのエネルギー。子供たちは多分めちゃめちゃ汗かいてる。大声をあげながら疾走する元気の良い子供達が想像される。そして突然の風景描写疾走感のある子供達を「動」とするならば陽炎の街は「静」だ。対句法を駆使することによって"風街"に対する想像を
第1パート「戦闘機」や「雨がしとしと」という言葉に不安を抱く。暗くて冷たくてじめじめしている世界なんだと感じる。黒ずんだ水溜り×少女という似つかわしくないシチュエーションに加えて、少女は微笑んでいるのだ。不気味すぎる。第1パートは「しとしと」や「ぽつん」という表現で静けさに満ちている。その静かな感じもまた怖い。嵐の前の静けさか。第2パートさて嵐がやってきた。「旧いフィルムのようなザァ
2020年5月17日 11:10
1番初めはハーモニカからのバスドラムとボーカルだけ。嵐の前の静けさ。来る、来る、のあとの鈴木茂のワウを効かせたギターに痺れる。台風がきた!期待通りでなんだか嬉しい大瀧詠一と鈴木茂の掛け合いがこの曲の肝。大瀧詠一が鈴木茂を煽って台風を引き出そうとしている感じが面白い。2番台風の目に入ったため一気にまた静かになる、がすぐ茂ギター(台風)がやってくる。大瀧詠一のスキャットが入るあたりで松本隆
2020年5月17日 11:11
お春ちゃんを主人公は見つけた。「おーいお春ー」とでも呼んだのだろうが「薄情な眼つき」で完全にシカトされている。沈丁花とは、春のジンチョウゲ/夏のクチナシ/秋のキンモクセイと言われる三大香木の1つ。つまり春の物語なのだと分かる。どんな香りかと言うと柑橘っぽいさわやかさのある甘いグリーンフローラル。(シャネルやイソップから香水として出ているくらいには有名らしい)春の匂いと共にお春が語られていること
2020年5月17日 11:12
自分たちで「日本語ロック」を卑下している。そんな大層なことをしている訳ではないですよ。ただ「あいうえお」を羅列しているだけなんですよ、と。今年このアルバムが生まれてから50年になるが、いまだに色あせない。50年の間に何度も再発見され多くの人たちに影響を与えてきた。偉大なアルバムの最後が「あいうえお」なのは人間味があってとても良い。終わりにここまで読んでくださいましてありがとうございまし