「おカネの教室」と子育て
お金を手に入れる6つの方法
・かせぐ
・ぬすむ
・もらう
・かりる
・ふやす
あと一つは何ですか?
私の中の、今年のサブテーマが「お金」です。
そこで、お金についてリサーチしている最中、
読んだこの本がなかなか面白かったのでご紹介します。
「おカネの教室」の内容
中学生のビャッコさんとサッチョウさんが、バイリンガルのカイシュウさんの下、「そろばん勘定クラブ」というクラブ活動を通して、お金と経済、社会への理解を深めていく。
◾︎ 1テーマずつ、対話型+宿題
本の構成は4章(4月〜7月)に分けられ、1時間目〜13時間目+放課後の、14項目に分かれている
『1時間目』ごとに宿題が1つ出され、次の時間はこの回答からはじまる。これが繰り返される。
全体的に対話がメイン。主人公の男の子の心の声がツッコミのように一行入ったり、入らなかったり。ストーリーのある物語も読みやすい。
◾︎ 中学生という設定が絶妙
著者はもともと家庭内で子どもたちのために書いたこともあって、子育てにお金の話をするのに、とても良い本だと思った。私の場合、娘は未就学児なので、この本の話をするには早そう。小学校高学年〜中学生がいいと思う。
(ちなみに当初、登場人物たちは小学生の設定だったが、読者に「こんな賢い小学生はいない」と言われて中学生にしたのだとか。私もそう思うw)
「1つのテーマ+宿題」が、
子どもとお金について学ぶのにいい
ビジネス本のように、講義を受けるようなもの、ハウツー本ではなく、主人公たちが出された宿題について対話する様がリアル。道を探しながら進むかんじ。これを家庭内のお金の授業に応用して、1時間目ずつ読み切りにしながら「で、この宿題について、どう思う?」と問いを投げかけながら、考える時間を設けて対話しながら理解を深めるのにいいと思った。娘が大きくなったら、また一緒に読みたい。
「信頼」が救い
本の終盤にはお金は信用によって成り立つ、と解説されている。この銀行には預けられると信用してお金を預ける。この会社を信用して、投資をする。その信頼関係が止まるとお金の流れは滞る。逆に、お金が成り立つのはみんなが価値のあるものだと信用しているから、この前提がなければお金は機能しない。
当たり前ではあるのだけれど、数字だけでなく、感情の部分にまで関わる話でもあるのは、なんだか救いに感じた。金・金・金でお金疲れしてしまいそうな時に思い出したい。
今日の本、おカネの教室
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