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徒然なるままに 令和6年2月15日

何というか今日は個人的に波乱の一日でした。

「もしトラ」

「もしトラ」という言葉があります。
「もし、トランプ氏が大統領になったら、」という言葉を略したものです。

もしトランプ氏が大統領になったらどうなるのかを考えるときに、「もしトラ」という言葉を使っているようです。

もしトラのNATO

トランプ氏の発言が波紋を呼んでいます。
アメリカはNATOの加盟国に、GDP比2%の防衛費を要求していますが、ドイツなどの一部の国は2%の防衛費を支出していません。
NATOの多くの国がアメリカの防衛力頼みとなっており、ヨーロッパの平和はアメリカ一国にかかっているというレベルです。

トランプ氏は、アメリカファーストを掲げる政治家です。
今回の発言は、防衛費がGDP比2%に満たない国に対して、アメリカは防衛をしないという内容でした。

NATOのルールは、加盟国のうち1か国でも攻撃を受けたら、NATOが集団自衛権を発動し、全加盟国が攻撃をしてきた国に対して宣戦布告をします。

集団安全保障の考えです。
ウクライナ侵攻により、ロシアと国境を接する国や、ロシアの隣国は危機感を抱いています。
こういった国にとっては、NATOの存在は、自国の防衛に直結するため、メリットが大きいです。

しかし、アメリカは、東西が大海で、南北の国とも平和的な関係を維持しているため、NATOの存在がなくとも、自国が直ちに戦争になる可能性は低いです。

今回のトランプ氏の発言は、NATO加盟国から大きな不満が出ています。しかし、アメリカからすれば、世界の警察ではなくなったアメリカとしての正しい考えだと支持をする人もいるのが現状です。

もしトラ、もし日

もし、今アメリカがNATOから離脱したら、ロシアがヨーロッパの国々に侵攻しやすくなってしまいます。
NATOの集団安全保障は、アメリカが大きく貢献しているからです。

CNNの記事です。
「もしトラ」の時は、アメリカはNATOを離脱する可能性が高いという内容です。

NATOの加盟国1カ国ずつが、それぞれ防衛力を強化しなければ、現在のアメリカ1国頼みの集団安全保障はいずれ綻びが生じます。

そうならないためにも、各国が安全保障を強化することが大事です。

さて、日本もGDP比2%の防衛費を目標に掲げました。
先日のテレビで、専門家の方が日本がNATOに加盟する可能性について言及していました。

もしかしたら、日本がNATOに加盟する日がくるのかもしれません。
そうしたら、「もしトラ」ならぬ、「もし日」という言葉が流行るかもしれませんね。

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