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課題解決思考法~そのソリューション、本当に合ってますか?

こんにちは、マロさんです。このアカウントでは、コンサル未経験のマロさんがどのようにして経験を積んでいくのかを観察日記形式で投稿していきます。コンサル業界への転職を考えている人・未経験中途でもがいている人に届けばいいなと思っています。Twitterも今後力を入れていきたいと考えているので、フォローしてもらえると筆が走ります。@QjXeZBVfpTJDDGH

本日のお品書きはこんな感じ

相談する人の目的の顕在化が大事

公私ともに人から相談されることが多い人ってどのような人でしょうか。マロさんの周りの感じだとどうやら「相談相手が本当に求めていることを気づかせてくれる人」っぽいですね。おそらく相談を受けたその人の脳内では「この人はどうしたいの?何が目的なの?」という問いが繰り返し踊っています。単に愚痴を聞いてほしいだけなのか、解決策が欲しいのか、欲しいならこの人の問題意識に深堀の要素はないのかといった感じです。

意外と自分のことってわからないですよね

企業でも個人でも意外と自分の問題意識ってわかってない気がしています。例えば「DXをしたい」と言われたときに、ダメなのは「じゃあAIを導入しましょう」「業務を可能なところからデジタル化しましょう」と細部に掘り下げる方向で考え始めてしまうこと。なぜならDXはあくまで一つの手段でしかないのに、その目的まで考えられていないからです。日々の業務から紙がなくなればいいのか、日々の業務をデータ化することで政策判断にEBPM的要素を取り込みたいのか、それともただただなんとなくトレンドに乗りたいだけなのか。そこを考えずに、「アイアイサー」することは相談相手として不十分な働きと言わざるを得ないなあと。

ダイエットを例に考えてみましょう

さて、なじみ深い話題で例をあげましょう。あなたはともだちから「痩せたいんだよね~」と相談を受けました。さて、どう考えるべきでしょうか。

レベル0:多分仲良くない

これだとさすがにダメですよね。多分あなたたちはあまり仲良くないです。遠目に挨拶されても気づかないふりするレベル。

レベル1:親身な人あるある

なんかちょっとよさげですよね。摂取カロリーと消費カロリーのどこに問題があって、さらに深掘っていくと、たくさん食べてるわけではないけど清涼飲料水をたくさん飲んでいることがわかるかもしれません。ただ本当にこれでいいんでしょうか。

レベル2:ここまでやりたい!

ちょっと待ってください。そもそも相手は本当に痩せたいんでしょうか?コンテストに出るために減量をしたいのかもしれませんし、運動選手としてパフォーマンスを上げたいのかもしれませんし、あなたと一緒に筋肉食堂にデートに行きたいのかもしれません。はたまた、会話のきっかけが欲しいだけで何にも思ってないかもしれません。本人が気づいて言わない目的も気づいていない目的もあるでしょう。そこを明らかにすることがまずは最初です。ここを明らかにしていないと細分化したKPIに意味はありません。ほんとは一緒にデートに行きたがっている人に「そういうときはね、スクワットで大きな筋肉を動かそう!!動かす筋肉ってな、200種類あんねん!」とアドバイスしてもしょうがないわけです。

皆さん本当に余裕ですか?

ダイエットの例だと、「そんなこと余裕だよ笑」って思う方が多いと思いますが、仕事の場ではどうでしょうか。相手(個人・組織)の抱えている課題の明確化ってできていますか?「トレンドだしデジタルって大事だしDXが課題です(ドヤッ)」で止まっていませんか?
ビジネスパーソンの大半は、誰かの課題を解決し、お金をもらっています。ということは官僚やコンサルタントでなくとも、問題解決のスキルは必要になりますし、ビジネスパーソンとしての価値を高めることにつながります。
さて、最後に、デジタル庁が発出しているデジタル社会推進標準ガイドラインの中にそれっぽいスライドがあったので載せておきますね。いい意味で役所っぽくなくてお気に入りです。

いい意味で役所っぽくない資料ですね

https://t.co/Kkr5BLoTf2(こちらは全文)



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