2023年のうち4分の1が終了しました


いくつになっても同じように思うのだろう

「明日から4月だよ」

という言葉を聞いて、

「そうか4分の1が終わるのか」

という感想と、4分の1、すなわち1月1日から2190時間分の時を過ごしたという驚きに包まれました。
そして同時に「いくつになっても同じように感じるのだろうか」と思いました。

時間感覚について

小さい時の30分は、めちゃくちゃ長く感じていたのに、だんだん短く感じていきますよね。
抽象的な概念を捉えられるようになると、このような現象になる、と聞いたことがあります。

個人的には、30分を耐えられるようになってしまうことは、悲しい気持ちです。
脳がその場にいないということなのではないか、と思うからです。

すると、マインドフルな状態、すなわち「今ここにいる」状態を、子どもの時は無意識ながらやっていたのだと気付かされます。


ドラマ「ロス:タイム:ライフ」「ブラッシュアップライフ」から分かること

こういった類の話をする時、小さい時に夜観ていた「ロス:タイム:ライフ」を思い出します。

『ロス:タイム:ライフ』。

それは人生において無駄に過ごしてしまった時間の貯金を、死を迎えることになった主人公達が最期の人生を過ごす時間のこと。

事故、病気、事件、自殺…と、様々な状況の中で死を迎えることになった、このドラマの主人公達。ところが、死の直前に時が止まり、突然現れる“謎のサッカー審判団”によって、その人のロスタイムが提示されます。自分が自由に使える人生最期の時間。主人公達はその時間をどう過ごすのか…。そして、その模様はアナウンサーと解説者により実況・解説されるという斬新なスタイルで描く1話完結の物語です。果たして、人は人生の最期に何をするのか…?

フジテレビ 番組紹介「ロス:タイム:ライフ」より
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/losstime/

毎話変わる主人公の最期の瞬間のシーンから、話が始まります。主人公の目の前には、"ロスタイム”の時間が記されているボードを持った審判が登場します。主人公はどのような"最期”を過ごすのか、が描かれていきます。

時間について考えるとき、大体このシーンが思い浮かび上がり、
「もし今自分の目の前に現れたら、どのような行動を取るのだろう」
と考えてしまいます。

そしてこの作品からは、"最期”と聞くと時間の価値がぐっと上がり、大切にしよう、と考え、行動するようになる人間の習性が見られます。

もうひとつ、タイムリープ系のドラマで言うと、最近放送された作品、バカリズムさんが脚本を務めた「ブラッシュアップ・ライフ」があります。

地元の市役所で働く実家暮らしの33歳独身の麻美(安藤さん)はある日突然、産婦人科のベッドの上にタイムリープし、若き日の両親を前に、赤ちゃんから人生をやり直すことになる。麻美の小・中学の同級生で、大人になっても仲良しの門倉夏希を夏帆さん、米川美穂を木南晴夏さんが演じる。

MANTANWEB「ブラッシュアップライフ」あらすじより引用
https://mantan-web.jp/article/20230107dog00m200036000c.html

このドラマを観たとき、
「本当に人生◯回目とかだったら」と思わされます。

この作品と今生きている世界の違うところは、私はバカリズム役の案内人に出会った記憶や、前世の記憶はないということです。仮にこの作品同様、輪廻転生があったとしても私は記憶がないため(1回目なだけかも)、やり直しているか分からない状況です。
加えて「時間は遡れず、1からやり直す」という作品の特徴からは、時間の不可逆的な要素を表しています。

つまりこの作品からは、時間は不可逆的であり、仮に輪廻転生があったとしても前世などの記憶はないため、やり直しているかどうかすら分からないことが分かります。

キャリア選択のうえで、時間ほど尊いものはないはずなのに

つい目先のものに囚われがちな私たちは、時間を簡単に使いがちになってしまいます。
これは、考えないように行動を自動化する脳の働きによるものです。
しかしながら、先ほども述べたように、時間というものは不可逆的であり、やり直しのきかないものです。

だったら、たまには目の前にあるご飯だけに集中していつもより多くかんでみることが重要なのではないでしょうか。

もう少し広げると、コンテンツやサービスが溢れかえるなかで、何に自分の時間を使うのか、もっというとどう時間を作り出すのがいいのか、について考える必要がありそうです。

そしてこれは自分の仕事やプライベートなどの、キャリアにおいても同じことが言えるのではないでしょうか。

そんなことを考えながら、畳のうえでたっぷり昼寝をしていました。

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