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実践タロットリーディング 鏡リュウジ先生

読んでみた。

今まで読んできたタロット本の中で、また違った解釈ができて面白かった。

例えば「カップの2」だと、大抵は「相互理解」とか「気持ちが通じる」とか「両想い」とかで、恋愛占いだと出ると真っ先に喜ばれるカードだと思われる。
しかし、この本の解釈だと「緊張感のある関係」と冷静なキーワードが。だとしたら恋愛占いでは無い場合このカードが出た時、人によってはどう映るのだろう。「スムーズに進む」とか「こじんまりしてる」とか「深い話になる」とかだろうか。現代だと「通信中」とかなのだろう。
又、コラムのような記事もあり鏡先生が見るタロットと現実世界の境界線を感じることもできる一冊だった。
「塔」のカードの記事では「リアルな塔を見た」というタイトルから始まり、9.11のテロに関する現実世界とタロットと世界の境界線も書かれていた。もし、9.11が現実に起きなかったとして、本に「テロ」なんてキーワードは載るだろうか。恐らく載らないだろう。


自分のタロット占いの悩みとしてあるのが「絵よりも言葉を読んでしまう」というところである。本に書いてあったキーワードを頭から引っ張り出すために、この言葉の意味は…と調べようとしてしまうのである。
だが、実際は直感で潜在意識から引き出されるもの。

かつて、「この人(上司)は、何を考えてるのだろう?」とワンオラクルで占ったことがある。
出たのは「法王」だった。その時の使用したカードが沢山の人々の前で魔法?を唱えているカードだった。
私はそれを見た時に「朝礼」という言葉が出てきた。次の日、上司は朝礼担当だった。当てたと言いうより潜在意識が答えを出した瞬間だったのだ。かなり深い内容のスピーチで練習したんだろうなと思う気持ちと、少し緊張も窺えた。

今まで読んできた本に「朝礼」なんてキーワードはない。ましてや、魔法を唱えている現代人は恐らくいない。
しかしキーワードとして「ルールを従わせる」「相手からの信用を得る」などがあるが「場を支配した」「人々にルールを従わせたい」という意味では一致していたのかもしれない。


本に書いてあるのはある意味「基本」。ベースがあってこそ実践した時に現実とすり合わせて体験した先に独自の読み方ができるのであろう。
タロットの世界と現実世界がリンクした時の快感はスカッとするものがある。

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