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闇雲を生きる考え方

一人の人生を事細かに年表にすると、それは一直線ではなく輪になると思う。だからこそ、今自分がどこにいるのか、闇雲すぎて不安になる。前を向いていると思ったら後ろを向いていたり、後ろを向いていたと思ったらそれは前だったりする。
何かを決める時の材料は、自分が通ってきた過去にある。だから、未来に向かう事は同時に過去に向かう事。そういう感覚が私にはある。今なんとなくやってること、見たこと、起きたことは全て伏線であって、未来からやってきた自分がしっかり回収していく。例えば、今日の晩御飯がオムライスだったことは明日晩御飯を決めるときに回収される。なので、明日もオムライスを食べるなんてことはほぼない。オムライス好きなら二日連続もありえるかもしれないが、それだって、オムライスを好きになった過去のきっかけを回収し続けていることになる。大なり小なりそういうことの繰り返しで私たちは進んでいる。
未来からやってきた自分は、今も確実にそばにいる。決してSF映画のように今をコントロールすることはなく、ただパズルを完成させるためにピースを拾うだけ。生身はない。そして唯一、生身の体を持つ今の私。そう考えたら、闇雲でもちょっと楽。

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