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#02_先立つもの


コーチングに背中を押され決断

退職することをはっきりと決断したのは2023年の末。
4月から(次年度)も仕事を続けるかどうか正直かなり悩んだ。
今ここで辞めて何ができるの?
子供もいるのに本当に大丈夫?
と自問自答しまくりの年末。
これがもし普通の会社員だったら,おそらくあと半年くらいは働いて
もう少しお金も貯めて
きちんと準備を整えてから辞めよう
なんて考えていたはず。
しかしながら教員の仕事の特性上,一度新しい年度が始まってしまえば
年度の途中で退職する選択肢はほぼゼロ。
たまーにそういう強者もいるが,
年度の途中で担任している生徒を置いて仕事を辞めるなんて,
自分には絶対にできない…。
と言うわけで,
年明け早々に退職を申し出て3月末で辞めることになった。
そして私のこの決断を後押ししたのが, コーチングだった。

コーチングとの出会い

産後,保活との兼ね合いもあり育休を3ヶ月弱で切り上げ復職。
週7日のワンオペ+フルタイム勤務生活を送りながら,
だいぶ早い段階で,このままだと自分のメンタルがやられるか,夫婦関係が破綻するかのいずれかの選択を迫られる日もそう遠くはないと感じていた。

そんな時,たまたま知人からコーチングを受ける機会に恵まれた。
大学時代に心理学を専攻し,カウンセリングを学んだこともあって
コーチングとカウンセリング何が違うの?!
と興味があった私は,
ここで初めてコーチングを体験し,
自分の中のモヤモヤした悩みをコーチと共に言語化するだけでも
思考がクリアになるという感覚を初めて味わった。

カウンセリングがマイナスをゼロにするものならば
コーチングはゼロからプラスにしていくもの

当時のコーチがしてくれたこの説明がとても新鮮で,印象的だった。

認知の仕組みを理解して悩みが解決

その後,予想通り夫婦仲は悪化の一途を辿り(笑),
藁にもすがる思いで夫婦仲改善・パートナーシップを学ぶ講座に参加。
そこで認知心理学をベースにしたワークと再びのコーチングを受け
自分の抱えていた課題が少しずつ解消されていく経験をした。

この体験はコーチングの有用性だけでなく,
「大学時代4年間も高い学費を払って心理学を学んだのに
ちっともその後の人生で役に立たないじゃん」
と思い込んでいた私の認識を180度変えるほどの大きな衝撃だった。

そしてここでの経験が,
「いつか自分もタイミングをみて,コーチとして独立したい。
そしてコーチングと心理学を活かして悩める人をサポートしたい」
と考えるきっかけになったのである。

このわずか数ヶ月後に,その「いつか」がやってくるとも知らずに。


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