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コーチングでマインドフルネスの大切さに気づいた不惑の人。

未だかつて
これほどまでに穏やかで満ち足りた日々があったろうか。

瞬間風速的な「幸福」と
ゆったりとじんわりと続く「幸福感」は
似て非なるもの。

今現在感じているのは圧倒的に後者。

自分のやっていること
考えていること
全てにおいて
意味や目的を見出す必要のない生活。

厳密にいうと
自分が日々生きていること
生きるためにやっている全ての行為が
自分の幸福と直結している感覚。

洗濯物を干していれば
晴天にありがたみを感じ
遠くで囀る鳥の声が耳に心地よい。

朝から息子と散歩に出掛けて
神社で神様に祈るほんのひとときの時間も
たわいもない会話をしながら歩いている瞬間も
何もかもが愛おしい。

今自分にとって必要だと思うことに
一つずつ丁寧に向き合っていく。
自分の気持ちをごまかしたり
とりつくろったりしない。
ただそれだけ。

どうやったら効率良くできるか
とか
メリットとデメリットを比べて
できるだけ損しない方法を考えよう
みたいな発想は皆無。

こんなに頑張ってるのに
これって誰の役に立つのかな
とか
誰からも感謝されなかったら悲しい
という他人目線であれこれ悩むこともない。

自分が今どんな状態にあるのか
それをただただ何にもジャッジせずに
俯瞰してみる。

もちろん子育て中なので
息子の言動に一時的に感情が波立つこともある。
でも
「あぁ,今イライラしてる。今の自分の言葉は
必要なかったね」
と冷静に自分を見ている別の自分。

だから感情が揺れ動いたとしても
スッと短時間で凪の状態に戻るようになった。

身体と心がすこぶる軽い。
今までどんな重しを入れて生きてきたのよ自分。

コーチングと出会い
マインドフルネスの大切さに気づき
こんな生き方ができるようになるなんて
全く想像もしていなかった。

大切なものを得るために手放すことの大切さ。
既に自分は「持っている」ことに気が付くこと。


その昔
法務教官を志していた頃
見学に行った少年院の入口に書かれていた
こんな言葉を思い出した。

「足ることを知らぬものは全てを失う」

結構刺激的な言い回しだな
と思ったけれど
老子が言うところの「道」を
「人として踏み外すな」
ということだろうか。

知人者智,自知者明。勝人者有力,自勝者強。
知足者富,強行者有志。不失其所者久。死而不亡者壽

『老子』第33章

足るを知り,今に満足できる者は富める者である。

ないものに意識を向けているうちは
永遠に満たされることはない。

今自分の中に「ある」ものを大切にする。
それで十分幸せなんだ
と気が付くまでに
結構な時間がかかった気もするけど
これぞ「不惑」の40
なのかな。


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