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#2 学校で学ぶ「問題解決力」は社会で生きる大切な力。

学校教育への信頼

○○一受けたい授業
学校じゃ教えてくれない○○

10代の時間を多く過ごす学校という場をある種引き合いに出したこれらの言葉。多くの人が「確かにそうだ」とうなづいてあるであろうことは想像に容易い。

現場で教員をやっていて、つくづく感じていたのは、学校の教育に対する疑問や疑念。
そうでない人たちがもちろん多数だが、でもゼロになることはなかった。

「学校で学ぶ教育は社会に出てから役に立つのか?」
これは、その時を生きる学生にとって疑問を持つものが多くいるだろう。

しかし、教育現場を離れたからこそ感じるのは、「学校で起こる学びは身につければ社会で必要な力になる。」という一点である。

僕は、大学を出てから13年間中学校教諭として仕事をしてきた。
先生を辞めるという選択肢を理解しがたい人はみんなが口を揃えて「大変だからねぇ」というのだが、自分自身はそういう気が毛頭になく単純に一度の人生でいろんな経験をしてみたいという純粋な向上心から転職をしている。

そんな4ヶ月前にビジネスの世界に入った自分が言うのも何だが、学校で「学べる」ことは確実に社会に出てから役に立つ、これを今、強く実感している。

こんなことを言ったら「名刺の渡し方学校でやる?」とか、「会社に入ってから教育するのはなぜ?」と言うことを言われそうだが、そう言ったその職に特化した表面上のスキルのことを言っているのではない。

純粋に日々の授業で取り扱われるようになった「問題解決力」という学びの根幹についてである。

「日々の仕事」は問題解決の連続

先日、社内のミーティングで「業務増えてきたから人を雇うべきだ」という話が出た。確かにそれは一つの答えかもしれない。

でも、人を雇うにはお金がかかる。
それだけでなく、人を雇うと言うことは人間関係を築いていくと言うことであり、誰でもいいから増えればいいと言うわけではない。
どうするのか?

ここで、次のような手順で問題に対する見通しを立てた。
①「業務の把握」
②「業務内容の細分化」
③「取り組み状況の分析」
④「取り組み状況から見える追いついていない原因の把握」

これらの見通しから見えてきた本当の課題は、
「連絡調整、情報収集などの多岐にわたる業務を一人が抱えていることが多い」と言うことだった。

では、この課題を解決するために取れる行動は何か?
①業務の効率化
②役割の細分化
③各分野への連絡調整を分担
④情報共有のプラットフォームを更新

これらの中で、まず初めに取り組めることは・・・。

最後に大事なのは自分で責任を持ったアクション

日々の授業では先生から問題が出される。
それに対して、「決まった答え」を期待して、考えることをやめ、答えを「待つ」人にはこの問題解決力は身につかない。

そして、「待つ」ことを選んだ人は責任の所在を他人に移すので行動をしない。そうなると、社会で必要とされる人材になることは難しいのではないかと思う。

「待つ」ことを選んで「他人の責任」で生きる人生が果たして本当に良い人生と言えるのか?

僕が考えるのは自らの責任で行動をしていくための「問題解決力」を学校で学び、責任を持って自らアクションを起こせる人材が増えていってほしいと言うことだ。

よって、それを学べる学校教育はやはり重要と言わざるをえない。

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