⑥世界を創造するありのままの言葉

第4章タロジロラブレター
【慈愛と私。きらきらタロジロ】　
　
　
湧き上がる邪念や俗念にノタウチマワル日常。
　
醜い自分こそ慈しんで、
弱さを見つめる姿を讃え、
立ち向かう自分を鼓舞するんだ。　
　
　
心震わす体験は必ず私たちの糧となる。
　
　
タロジロもどうぞ心震わせて。
怖くてもできるよ、大丈夫。　
　
　
お母ちゃんが無色透明の愛を拡げているから。　
　
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ジロウ誕生から抱っこした記憶のないタロウ。　
　
　お母ちゃんジロウが泣いとるで。
　お母ちゃんジロウにおっぱいあげて。
　お母ちゃんジロウのオムツ変えよか。　
　
　ジロウが、ジロウに、ジロウの、　
　
タロウはかわいい家族を誰よりも慈しむ。　
ただそこにいるジロウをただ愛するタロウ。　
　
　
天使に甘えすぎた私。
タロジロの羽はありのまま広がっているのだろうか。
　
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タロジロとの密会は意味を求めてばかりなんだ。
　
スマホで交わす初めてのメッセージ。　
　
　あ、い、う、え、お、か、、、　
　
交互に打ち合うひらがな。
タロウの返しに「おもんない」と母。
すると象形文字で返信がきた。　
　
密会中に繰り広げられる意味のナイ時間。　
　
　
幸せは今、目の前に確実にアル。　
　
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LINEできないタロウのスマホ。
メッセージはしぶくSMS。　
マイクラのフレンドも機能しない。
　
母にまつわるすべてに科される足枷は人生の糧。　
　
だからこそ覚えておくんだ。　
　
　
条件付きの愛はいずれ心を崩壊させる。　
　
信用を失くし、
思考を止め、
感情が腐る。
　
　
大切なのはありのままを受容する心。
　
すべてをまるのみできるとき。
愛が無色透明になるんだ。
　
そしたらきっと。
足枷すら輝きだす。　
　
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初めてのタロウ発のメッセージ。
　
　行けへん　
　
への字口の絵文字と共にやってきた。
私の回答はひらがな8文字に反転笑顔。　
　
言葉を交わせるスマートフォン。　
4文字と8文字の会話は奇跡。　　　
　
　
言葉には命が宿る。
宿る命は人の光だ。
光は闇でも輝いて。
闇を言葉が駆逐する。　
　
　
だから母は思うんだ。
言葉は世界を創る魔法なんだって。
　
　
　
　
そう。言葉は愛だ。
　
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密会でおやつ物色中の13歳タロウ。
母は首根っこ捕まえて全力ハグ。　
　
145㎝の体に160㎝のお母ちゃんが覆いかぶさる。　
　
こめかみにキスの嵐。
頬づたいに感じるタロウの笑顔。　
　
母はふと思春期のアタリマエを馳せる。　
　こんなお母ちゃんウザイな！？　
　
キョトンとするタロウ。　
　ん！？なんで？？　
　
　
そういや通常運転か。
私たちのアタリマエは素晴らしい。　
　
ありのままを受け止めて、愛をつむいでいるんだもの。　
　
　
これるもんならきてみろ！
天使の反抗期。　
　
最終、母はジロウの羽に隠れます。
　
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ーーーー⑦につづくー
⑤百折不撓で今を生きる/つむぐ絆に深まる想い
④ ココにいる僕は私で私は僕 /そして私は私で僕は僕
③夢のみつけかたと優しい負けず嫌い
②勉強する意味と鎖国の私たち
①サンタとタロウと13歳の誕生日
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⑥Facebook編2022.02.24記
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己の体制崩そうとも
ジロウの手を握るタロウさまと
とにかく登りたいだけのジロウさま