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【第4章:事業について -前編-】

 「CHRO(※1)代行」「インナーブランディング」「永続経営プロデュース」「人材紹介」4つの事業からスタートしたつむぎ。2021年には、「CHRO代行」「インナーブランディング」「ブランドブック」「リクルーティング」の4つの事業に変化し、2023年にはさらに「HR(※2)ブランディング」「ブランドブック」の大きく2つの事業に分けました。

 この章では、事業において何を大切にしているのかをお話ししていきます。

  • ※1 Chief Human Resources Officerの略。経営に関与しながら人事業務を統括する、最高人事責任者のこと。

  • ※2 human resource(人的資源・人材)の略。

つむぎが考える“いい”会社とは

第1章でもお話した通り「いい会社」とは、目指すべき理念がしっかりと中心にあり、全員がそこに向かって活き活きと楽しく働いている会社です。

さらに短期的な成長ではなく持続的な成長を大切にし、経営上の数字が良いだけではなく、そこに確かな「想い」があること。

人の成長に対して本気で取り組んでいて、関わる人たちが思わず「いい会社だね」と ファンになってしまうような企業だと考えています。つむぎは、そんな会社を支え続けたいんです。

 「いい会社を作りたいなら、前田さんにお願いするといいよ」

以前、お客様からこんなふうに紹介していただいたこともありました。
成長したい、売り上げを伸ばしたい、事業を拡大したい、ではなく、いい会社を作りたいならと。

それはお客様への関わり方としてつむぎのあるべき、理想的な姿だと感じました。

目指すは、「いい会社を作りたいなら、つむぎに相談しよう」と言われるようになること。

つむラボ(※3)や将軍の会(※4)では度々、「地域、企業、お客様に愛される永続企業になろう」という言葉をお客様と共有しています。ファンが多い会社こそが、永続するのです。

つむぎもまた、いい会社づくりの伴走者としてファンになってもらえるように、尽力していきます。

  • ※3 自社の強みを“人財”とする企業が集まる、つむぎ主催のコミュニティ。業種問わずどんどん輪を広げていきたいつむぎの土台としていきたい場所

  • ※4 前職船井総研時代からの関係のある葬儀社の経営者、限定10名で行っているクローズドなコミュニティ。仲の良い人たちの集まり。

HRブランディング事業

HRブランディングにおいて大切なのは、VMVを起点にすることです。いきなり手法の提案から入るのではなく、先に実現したい未来を中心に定めて、そこからどう進めていくかを考えていく。

この順番を間違えないことが肝となります。

つむぎがサポートしたい企業として、創業から一貫しているのは、伝わらないのがもどかしいくらい熱い想いがあること。

弊社は、前職からのご縁も多くあるエンディング業界に進出しました。多くの葬儀社さんに携わるようになり、次はどんな業界へ進出しようか悩んでいた頃に出会ったのが「ヒューマンビジネス」という言葉です。

ヒューマンビジネスとは、付加価値の源泉が人にある仕事のこと。具体的には、介護職や保育のお仕事などです。
飲食業界など物を売り物にしている会社の中にも、ヒューマンビジネスに含まれる企業があると考えています。

例えば、レストランを一人で経営している会社は、その人がいないと成り立ちません。提供しているのは料理ですが、お客様は料理人のスキルや想いに集まっているからです。

ただ、回転寿司とか仕組みで提供している会社は、少し違う。そんな感覚です。

クライアントさんの多くは葬儀社さんですが、つむぎはその業界を専門にしたいわけではありません。
付加価値の源泉が人にあるのなら、さまざまな業種にサポートの輪を広げていきたい。

「ヒューマンビジネス」という言葉の意味を知ったときに、“想い”にこだわるつむぎと大切にしているものが似ているなと感じたんです。
それからは、つむぎが新たにどんな業界のお客様と出会いたいか迷ったときの道標としています。

また、つむぎでは、HRブランディングにおいてチームでの価値の最大化を大切にしています。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)」
というアフリカのことわざにもあるように、お客様の価値の最大化や持続的な成長には何人かで連携してやっと辿り着けるんです。

例えば、採用に携わるメンバーと教育に携わるメンバーがそれぞれを少し理解した上で、採用と教育に携わる。

そうしたチームパフォーマンスの最大化ができれば、お客様の大きな成長への貢献に繋がるのだと考えています。