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【第2章:働くがやりがいに、そして人生を幸せに】

つむぎ創業当初は人材紹介の事業を展開しながら、より多くの方々に届けるためにWEBマーケティングについて模索していました。
その一環で、転職時にどんな言葉で検索をするのかリサーチしていたとき、「仕事」というワードを入力して衝撃を受けました。

関連キーワードに挙がってくるのは「しんどい」「辛い」「辞めたい」など、どれもマイナスな言葉ばかりだったんです。

私は、前職を辞めるまでの2年間は辛い期間を過ごしていたものの、それまでの約13年間で「仕事が楽しくない」と思った日はありませんでした。多くの人が仕事にワクワクできないこの状況を、社会問題として解決すべきだと感じたんです。

そんな気持ちを抱えながら、創業から半年以上が経過した2020年夏ーー。
「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」という言葉は、思わぬ場面で誕生しました。

ある日のマーケティング会議で、どうしたらパーソナルブランドブック(※弊社のサービス)の受注におけるWEBからの集客を増やせるかを話し合っていたんです。
モチベーションアップや組織改善、離職防止……。掲げてみたメッセージは、どれもつむぎに馴染まない。

ふとしたチャットのやり取りで挙がったのが、「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」でした。そして同時に、自身の仕事への楽しさと社会全体における仕事への鬱々とした気持ちのギャップを思い出したんです。

人々が、働くことに対してもっと「楽しさ」を求めてもいいのではないだろうか。

人生の中で、働く時間が占める割合は大きい。だから「働く」にやりがいを見出せれば、人生における幸せの総量が増えて、より豊かになるのではないだろうか。そのお手伝いを、つむぎを通してやりたいと思いました。

 「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」この言葉が、私やつむぎの視野を社会全体へと広げてくれました。

Vissionという立ち位置

現在、つむぎのキャッチコピーとして誕生した「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」にはVission(ビッション/Vision×Mission)という位置付けがあります。

つむぎ独自のVissionという言葉は、2021年の夏合宿で生まれました。それまで、「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」がつむぎにとってどんな立ち位置にあるのか、名前が決まっていなかったんです。

会社で真っ先に掲げるような重要な言葉も、立ち位置が定まっていないと浸透していかないんですよね。その合宿では、みんなにも自分ごととして捉えてほしくて、立ち位置を決めるワークを行ないました。

「ビジョンとミッションを合体したら、ビッションじゃないですか?」
みんなで話し合っている中で出た冗談半分のこのひとことが、意外にもしっくりきたんです。

もし私が独断で決めていたら、Purpose(存在意義)という位置付けになっていたかもしれません。でもみんなで決めたVissionは、個性豊かなメンバーが揃うつむぎにぴったりでとても気に入っています。

自分にとっての「やりがい」で、共に幸せへ向かう

位置付けがVissionに決まり、喜ばしいことに、つむぎメンバーも「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」を日常的に使ってくれるようになりました。おのずとみんなも、自分自身の「働くやりがい」について考える時間が増えたはずです。

やりがいとは、幸せとは、なんだろうか。

そんな対話をすればするほど、とあることを思い知りました。

やりがいの源泉は、一人ひとり異なるのだと。そして「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」するサポート方法も、未知数なのだと。

もちろん、ひとつのやりがいにフォーカスして、そこに全員で向かっていく方が目的を達成しやすいでしょう。しかし、それこそ私のやりがいには繋がらない。

それぞれの大切なものが最大限活かされて、その恩恵を受けてつむぎが大きくなる。そのサイクルが私にとっての幸せでもあるから、たとえ険しい道だとしても実現したいと思っています。