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大河ドラマ「光る君へ」第一話「約束の月」所感(その前にお礼・私と大河ドラマ・余談てんこ盛り)

初めての記事に「スキ」ありがとうございます。

 昨日、初めての記事をあげました。所謂プロフィール記事です。
はじめなので、拙い記事ではありましたが、「スキ」をいくつかつけてくださった方がいました。この場を借りてお礼を。「ようこそ」と言っていただいたようでとても嬉しく思いました。ありがとうございました。

私と大河ドラマ


 さて、大河ドラマです。私は何事も偏食派なので、ガッツリ観ているものとそうでないものの差が激しいタイプです。中でもヘビロテしたいと思ったのは、「葵ー徳川三代」と「篤姫」と「鎌倉殿の十三人」でしょうか。小さい頃から、親が好きだったことの影響で、観たのは観たんでしょうが。最近のは、なんとなく記憶に残っているものもありますが、「鎌倉殿」の途中ぐらいまで仕事が忙しかったこともあり、それほどハマってはいませんでした。んが、「鎌倉殿」は面白かった。時間ができて、しっかり観られたこと、歴史(というか社会科)が苦手だったので、YouTubeで大河フォロー歴史系のチャンネルを観て予習復習できたことも大きかったですが、三谷脚本にとにかくやられました。DVD欲しい‥‥。

「光る君へ」所感(各種ネタバレを含みます)

 やっと本題ですが、ネタバレアラームです。
「光る君へ」第一回「約束の月」と、紫式部や源氏物語について歴史的に言われていること(結果的にドラマネタバレ?)、そしてなぜか韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」と中国ドラマ「瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」「如意伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」のネタバレをします。そして、あくまで所感です。私が感じたことであって、ドラマの良し悪しを評価しようという気はありません。以上のこと、いいよ!という方、お付き合いください。
 さてさて、日曜放送の大河、もう水曜ですが。この辺の時代、みなさんいかがですか?私は歴史の授業では「摂関政治」だけで流されてしまう。国語で文学史として触れるかもしれないけれど‥‥くらいでした。ので、本屋で予習本を買おうとしたところ「源氏物語」の解説本ばかり。そのせいか、祖母は「今度の大河は源氏物語でしょう?」と言う始末。底本は「紫式部日記」とか「御堂関白記」じゃないかと思ったので、結局大河を見越した雑誌のような本を基本に予習を少ししただけでした。ちなみに、知り合いは漫画「あさきゆめみし」を大人買いしていました。いや、だから違うってと思いましたが、今度借りて読もうと思います(笑)。
 そんな大河第一回「約束の月」。みなさんいかががご覧になりましたでしょうか。個人的には、総じて「ドラマ」としての作りが濃いけれど、楽しく拝見しました。まひろ役の子役さん、可愛い〜。「鎌倉殿」大姫ちゃんですね。このちぃまひろちゃんが元気に走り回ってハキハキ賢い様子を見せてくれ、衝撃のラスト。まずは、この衝撃ラストについて思ったことです。
 お母さんが藤原道兼に刺し殺される!ドラマオリジナルですね。歴史上は、紫式部か弟さんを産んだ後病没ということのようです。紫式部日記にもほぼ出てこないようで、紫式部としては母の記憶はないのが本当でしょうか。それにしても、まひろを庇ってものを言ったがために、とも思えなくない。ちぃまひろちゃんトラウマにならないかしら。本当なら、性格ひん曲がりそうだけど、大河の主人公はそうはいかないので、なんらかの因縁解消回が用意されるのでしょうか。藤原道兼は、後々関白に就任7日で没してしまうらしいので、その辺りで何か絡んでくるのかも。にして、道兼さんなかなか‥‥。
 この「幼い(またはローティーンの)頃、母(または母代わりの家族)が殺され、犯人とは将来因縁を持つ」というパターンの歴史ドラマ、女性の一代記的な、それも王朝の後宮が絡んでくるドラマにいくつか見受けられる気がします。韓国ドラマではチャングム(お母さんはチェサングンの手下に殺される)、中国ドラマではエイラク(母代わりの姉は皇弟弘昼に殺される)、如意(青櫻)(可愛がってくれた叔母であり皇后が自害に追い込まれる)でしょう。何れも、歴史上の人物をモデルにしながら、史実とは異なるはずの演出です。これらのドラマのセオリーに乗れば「主人公の賢い女性が後宮で知恵と才を発揮して社会的地位を築き上げていく」ための序章ということになり、まさに今回のドラマにぴったりの演出ではないか!と思ってしましました。
 対して、ちょっと個人的に「こうだったらよかったのに」ってことも。
・紫式部にはお姉ちゃんがいたはず。出してあげて欲しかった。弟くんの感じも姉二人の方がひよひよ感納得いくかも。まぁでも、話ややこしくなるからカットかな。
・言葉です。なかなか難しいかもしれないですが、京言葉っぽく宮中っぽくの方が雰囲気があってよかったのでは。今「篤姫」再放送していますが、堀北真希さん演じる和宮や観行院さんの言葉遣いがとっても素敵。ガチで平安時代の言葉にしてしまうと訳わからんなりますが、もちっと京風に、せめて位の高い人だけでも‥と思ったのは私だけでしょうか。まぁ「ドラマです!」感を主張するのにいいかな。前述した他の歴史ドラマもほぼ現代語らしいので。慣れます。以上二点です。
 また、第一回には「源氏物語」を思わせる演出もいくつか。鳥が逃げるシーンは「いぬきが雀の子を逃しつる」、ちぃ三郎にちぃまひろが語った嘘「帝の子だけれど、母の身分が低いから宮中にいられなくて」は光の君の設定そのもの、幼い頃の自分と出会っている「運命の男性(宣孝か道長)」は紫の上(これはちょっと私のこじつけ?)と。知っていると楽しい演出ですね。他にもあったのかな。

長くなってしまいましたが

 第一回は大事だから、というものあり、てんこ盛りで面白かったです。
対して、この記事は前置きが長すぎてなかなか所感に辿り着きませんでした。反省です。大河系YouTubeチャンネルにコメントしても物足りなかった部分を吐き出すかのように‥‥。第二回の所感から前置きなしに語りたいと思います。第二回、ちぃまひろちゃんから吉高さんまひろにチェンジ、楽しみです。
 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

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