人生で安住の地を求めてはいけない

大谷翔平がメジャーリーグに移籍してから「野球」のニュースは常に大谷が最優先で取り扱われてきたと思います。

かつて20年ほど前までの野球と言えば、読売ジャイアンツつまり巨人が常にニュースの中心でした。
また、巨人に在籍していれば一流選手でなくてもオフシーズンに仕事に呼ばれたり、引退後にテレビ関係の仕事が舞い込むなどのメリットもあったと思います。

大谷翔平は巨人に在籍していた事はありません。
2003年までは巨人がいない間に東京ドームを使わせてもらっていたともいえる日本ハムファイターズ出身の選手です。
私が子どもの頃の日本ハムははっきり言ってパ・リーグの中でもパッとしない球団だったことを考えると、その日ハム出身の選手の一挙手一投足を日本国民が追うようになった現代は過去と大きく変わったなと感じます。

ここで感じたのは世の中は必ず変化するので人生に安住の地を求めてはいけないということです。
世の中は必ず変化します。
先ほどの大谷の大躍進も然り、他の例ではコロナ禍になり、リモートでも仕事ができるようになって都心から引っ越しを行った人も多くいました。
ただ、最近はオフィスへの出社に回帰傾向となっており、都心から離れた場所に家を買った人で大変な思いをしている人もいるでしょう。

将来的には今使っているスマートフォンもいつか役目を終えるときが必ず来ます。
情報収集に使うXやInstagram、動画を楽しむYoutube、ネトフリも必ず終わる時が来ます。
そしてこれは予測できないものです。

世界中に世の中を変えようとしている人がいます。
全世界にいて、「いつ世の中が変わるのか?」、「誰が世の中を変えるのか?」、それはわかりません。
しかし、資本主義が席巻している現代ではその流れは変わらないでしょう。

世の中は必ず変わる、そう考えた時に必要になってくるのは変化にどう対応するかということです。
私は変化に対応するために自分のスキルを上げ続けていく必要があると考えています。
逆に最も避けるべきなのは今勝っている場所にいてスキルのない状態でそこに留まることです。

かつてはスキルが無くても勝っている場所にいれば何とかなった時代だと思います。
1980年くらいに入社した世代は、そろそれ定年を迎えつつあると思いますが、山一証券のようなバブル崩壊により倒産した会社でなければ逃げ切れた世代だと思います。
それはかつてはインターネットがなく変化のスピードが遅かったからです。
これからのビジネスマンはやはりスキルを磨き続けることが必要になってくると思います。

そこで改めて考えたのが、ビジネスマン、サラリーマンは何歳までであれば学びなおせるのか?、キャリアを修正できるのか?ということです。

学ぶこと自体は何歳でもできると思います。
ただ、学んだことを仕事で活かせるか、その場があるかについては注意が必要だと思います。

35歳を過ぎて転職することはかなり難しい。
28歳くらいで自分のキャリアの方向性を決める必要がある。
というのを見かけたことがあります。

私が職場の同僚から聞いた話がベースですが、仮に28歳を過ぎても他の職種に行けないこともないと思います。
ただ、年収は下がります。

また、同じ職種でも30歳を超えて年収アップを目指すと全く同じ業界にしか行けない傾向があるように感じます。
例えばJTCの製造業からJTCの製造業の同業他社への転職みたいな感じです。
銀行からコンサルに転職した知り合いもいますが、この人は確かまだ20代中盤だったはずです。
30を過ぎると難しいのかもしれません。

仮に30を過ぎて別の職種というかこれまでやってきた仕事と異なる仕事をするとなるとベンチャー企業であれば採用される可能性もあるとおもいます。
ただ、JTCの大企業からの転職となると年収は下がると思った方が良いでしょう。

35歳~40歳以上になると自分がこれまでやったことのない仕事をするのは相当厳しいように感じます。
幅を広げる転職ではなく、さらにその職種の深堀をするための転職にしないと厳しいです。

学ぶこと自体は本を読んだりセミナーに行くなどいくらでもできると思いますが、それを自分の仕事とするにはやはり20代後半くらいには遅くても考える必要があると思います。

そう考えると自分のスキルを伸ばすことは当然重要でありますが、それと同時に伸ばしたスキルを活かせる場所にいる必要もあります。
その二つが組み合わさってようやく自分の成果につながるのだろうと思います。
よく考えると、これは島田紳助が吉本の芸人に研修で話していた内容に近しいのかなと思いました。
むしろこの話を覚えていて知らず知らずのうちに影響を受けていたのかもしれませんが。


さて、ベンチャーで働くとスキルが上がる、成長するというのをよく聞きます。
確かにJTCとベンチャーどちらも経験している私もそこには同意です。
では、なぜベンチャー企業で働くと成長するのか?それをいずれまとめようと思います。

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