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非日常

ただただ非日常を欲している。
夏休みに入り、友達と会う機会がめっきり減って、日常が味気なくなった。
夏休みは、ダラーッとすることと、取り憑かれたようにピアノを弾くこと。この2つでほぼ全てだ。どちらもエアコンの聞いた部屋で過ごしているから、季節感も何にもない。ただ吹いてんのかわかんない無表情な風が来てるだけだ。

私は天の邪鬼みたいで、非日常を満喫してるときにふっと「これっていつか終わってまた元通りの日常になるじゃん」と思ってしまう。
そのくせ、日常を生きているときに非日常を欲してるんだからタチが悪い。
日常に囚われているのか、私は。
脱力して生きてる人が、一生懸命過ごすものに惹かれるのは変な感じだ。
嫌いなものを無性に摂取したくなるような。

日常の中に愛おしいものがあるらしい。
あながち間違ってないと思う。
でも、ずっとぬるま湯に浸ってるよりも、祭りみたいにわちゃわちゃと炭酸に肩まで浸って、Fes感を摂取したいんだよな。私は炭酸飲めないんだけど。

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