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あなたにとって「売る」ってなんですか?『らくらく売る人のアタマの中』今井孝著/読書感想

自分の商品を売る。
それは相手のお金を奪うこと、嫌われる行為、というのが私の認識。

以前、メルマガを配信していましたが、解除されることが続いて。SNSの「いいね」数も少なくて、今やっていることに果たして意味があるのか。そう考えるとと、その労力が一気にムダに感じて、全て辞めてしまった時期があります。

私は現在、主婦をしながら、小さく小さくお金を生み出そうとしています。焦りもあります。子どもが小学校に入るまでには、なんとか形にしたい。安定した収入がほしい。それにはあと1年と少ししかないと。

けれども、著者は、その焦りは欠乏感からくるものであり、つまりは売ろうとして嫌われるのは、欠乏感で行動していることが原因であるというのです。

「子どもが大きくなったら、お金かかるよ」「教育資金◯千万」おっしゃる通りだと思うのですが、その言葉を聞くたびに焦るのです。だから、早急に結果を求めてしまいます。

著者は言います。まずは、足るを知ることだと。住む家があって、お腹を満たすことができて、笑い合える家族がいて、信頼できる友人がいる。本当にそれだけで十分なんですよね。

この瞬間が幸せなのだと思えると、せわしない心が静まっていくのがわかります。

面白い質問がありました。「もし、10年じっくり取り組んだら、理想の結果に到達しているでしょうか?」それほど悩まずに「はい、到達していると思います」と答えます。私は「あと1年」と、短期的に成功したいと思っていたことがわかりました。そしてズバリ著者は述べています。「焦りながら成功している人を、見たことがない」と。

自己犠牲や忙しくすることが美徳だと思っていた私は、入退院を繰り返しました。けれども、「心と体が乱れる選択はしない」ことを取り入れ始めてから、健康な体を維持し、生活の質もグンと上がりました。

それからずっと、変わらない信念があります。「頑張りすぎて体と心を壊す人を減らしたい」そんな思いで丁寧に筆を走らせています。売ることが独りよがりの押しつけではなく、お客様に寄り添うことというマインドを忘れないように。

著書を読み終えた後の私の答えは以下の通りです。
私にとって「売る」とは、人助け。
今できる小さな一歩は、SNSの投稿を大切な仕事だと思ってやること。
それは「買ってほしい」ではなくて、健康であってほしいと願うからです。10年後、20年後…時が経ち、振り返れば、それだけでいい人生だっと思えるように。

「売ると今までの関係が壊れるのではないかと思って踏み出せない」
「今進んでいる道が果たして正しいと言えるのか」
「批判されて心が挫けた。でも、もう一度頑張ってみたい」
もし、あなたがそう思っているのなら、ぜひ、ご一読ください。読み終えた後、小さな行動を起こそうとしていることでしょう。




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