夏休み最終日の夜 [元不登校小6]

小学校最後の夏休みが今日で終わります。

明日から学校に行きたくない
休んでしまいたい

そう思えるのが、どことなく嬉しい

今までフリースクールに通っていたわたしは、いままで夏休みが終わることをそこまで苦に感じなかった

学校は行っても行かなくてもいいもの、という認識しかなかったから

ちょっと変な存在だったわたしも、今年の四月からは普通の、ただの小学6年生。

普通に学校に行かないといけない。それが当たり前。

いままでと違う環境で、いままで培ってきた常識や生き方、個性、人格

その全てを忘れていく気がする

あの時カウンセラーさんに言われたこと

自暴自棄になったふりをして大人にかわいがられようとする友達

そういう 多分クラスメイトは見ていないものを折角見ていたのに

学校という巨大な組織の波に飲まれて全部どこかに行ってしまう

自分が普通じゃないことにアイデンティティを求めていたけど

普通になったいま

あのときたくさんの大人にたくさん心配されていたフリースクールの同級生が、
学校に行っていた頃言っていたらしい

「夏休みが終わってほしくない」

「朝が来るのが嫌だ」

それと全く同じことをいまここで自分が考えている

苦しいけど少し嬉しいような気もしている

自分が辛いと胸張って言える人をあの頃憎んでいた 今もたぶんそう

辛いと、苦しいと言えれば他人に認められる 心配される

わたしは言えなかった いまも言えない

周りの子はみんな可哀想な境遇だった

学校に行って いじめを受けて 行けなくなったとか

わたしはそういう子を手伝わないといけなかった

その子が傷つくからって 勉強をするのも禁止された

今思うと馬鹿みたいだ

すごく嫌だった、なんで自分だけ認められないかわからなかった

だけど今はこうして、夏休み最終日の夜に悲しめている

やっと認められる!
やっとわたしは 普通の辛い子 になれた!

これで心配される!これで報われるんだ!

そう、さっき思った

でも多分自分の幸せを願ってくれる人がほしいだけだと思う

そして、わたしは、明日学校に行く

意地でも行ってやる

あいつらと、一緒の道を辿りたくない

行ってみせる 2学期初めの日に、絶対!

自分語りつらつらとすみませんでした とにかく明日の学校をがんばります

この記事が参加している募集

学校キツいですが読者の方の応援で生きているので、こんな人間ですがよければサポートお願いします...!学校行きます...!