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逆行


他人とは違う方向へ進む傾向が自分にはある。それは個性でもなんでもなく、執拗に隣の芝を見て何度も劣等感を抱き、それでもなんとか自分が持つ色で補うことができないかを施策しているだけだ。叶うのであれば足並みを揃え、互いを支え合いながら楽しく生きたいというのが本心だ。しかし、今は他人に誇示したいと思えるような色彩は持ち合わせていない。世間の潮流に逆行することが目的へとなり替わり、時ばかりが過ぎてしまわないか不安で仕様がない。

ISO100
f16
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