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交錯

様々な交錯を経て変容していく自分を否定することは簡単だ。今手にしているもので測り比べれば、事実を突きつけて理を諭す像は瞭然としている。僕が無意識のうちに拾い集めて溜め込むことができるのは黒ずんだ後悔ばかりで、そんな証明済みの事象を基に批評するのだから否定が勝るのは必然なのだ。故に認知できない未来を言及する困難を思い悩んだところで百害こそあれ、利が害を上回ることはない。僕は変わる景色が好きだ。昨日の自分と今日の自分に違いがあることを幸せだと感じている。だから今思い浮かぶ否定的な評価を盲信していない。

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