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感謝。という言葉にどこか半信半疑になってる人へ読んで欲しいこと

感謝しなさい。感謝を伝えなさい。と言われることがある。

20代前半の頃の私は
「人へ感謝の気持ちを持ちなさい」

と言うフレーズがどうも腑に落ちなかった。

なんだか、感謝したいと心から思えなかったのだ。

だがこの考え方に至ってからは、感謝することについて納得し、人間関係が良好になったり良いことがたくさん起きた。

今回は感謝という言葉が腑に落ちない方、心から感謝したいと思えない方へ当時の私が学んだ気づきを紹介していきます。


感謝したいと思えない私が当時感じていたこと

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まず当時の私が感じていたことはこんなかんじ。

え、なんで感謝しないといけないの?別に頼んでないけど。

口には出さなかったがかなり自己中だった。

もちろんそれなりに感謝をしていたが、それでもどこかでしてもらって当たり前だと思っていた。特に人に時間をとってもらったり何かしてもらう時には。

また20代前半は、若さもあるし、国立に合格したっていう成功体験みたいな、自分には力があるし価値がある!というような若さゆえの自尊心も少なからずあった。大学から一人暮らしをしていたのもあるかもしれない。
自分一人でなんとかなってたし。

その後就職して自殺を考えるくらい鬱でズタボロになるのだが、その時これからお話する学びを知っていたら、もしかしたらあそこまでズタボロにならなかったのかもしれない。

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時間=〇〇という考え

ズタボロになり鬱状態から少し回復してきた頃、前向きになりたいと思いいろんな本を読んだり、いろんな人に出会った。

対人恐怖症のようになっていたが、幸い少しずつ人に恵まれて少しずつ前を向けるようになっていた。

その中で友人が紹介してくれた、住んでた地域の中小企業の代表の方と接点ができたため、こんなことを聞いてみた。

「人と接する時に気をつけてることってありますか?」

すると代表はこう答えた。

「気をつけてるというか、考えてることはあるよ。お客さんや取引先、友人や家族とか誰にでも当てはまるけど、基本的に人に時間をとってもらってる時はその時間は無駄にしちゃいけない。なぜなら俺は時間はイコール命だと思っている。今こうして話してる時だって、時間は過ぎていくけど、時間は命だから無駄にしちゃいけない。
その人の時間を無駄にするということは、その人の命を無駄にしているということになるから。

痺れた。

時間=命か…

当時の私にはものすごく衝撃的な気づきだった。

時間=命という事を聞いてから、人に時間をとってもらえることの意味を考えるようになった。
他人の命を無駄にしているというフレーズがそれほど衝撃的だったのだ。
何度も時間を作ってもらうより、無駄のないよう一度の機会を充実させようと準備するようになったし、感謝を形にしたくて差し入れやお菓子を必ず持参するようになった。

また、何かをしてもらった時
〝された事〟より
〝何故わざわざ時間を費やしてそれをしてくれたんだろう〟
と考えるようになった。
ただされた事だけに着目すると、別に頼んでないじゃん。感謝する必要なくない?なんて思ってしまいそうだが
何故それをしてくれたんだろうと考えると少しずつ感謝する理由が見えてくる。
そうすると今までの薄っぺらい感謝ではなく、本当にありがたいなと思えるようになってきた。

さらに時間=命って考えると、やはり無駄にしたくないと思うようになり、自分の過ごし方も考えるようになった。
前からあまり好きではなかったが、会社の飲み会とか大勢で集まるような飲み会には行かなくなった。
もし必要があれば、少人数で集まれば良いのだ。
また今自分に必要な人はどんな人か。と会う人を厳選していた。
地元の友人たちとはそれほど会わないようになった。(縁を切ったわけではないので、余裕のできた今は会ったりしている。)

こんな感じで自分の時間=命を有効的に使うことを意識した。日々目標ややるべき事など紙に書き出したりしていた。


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知り得た知識はいつか納得すればいい

ただ、ここまで書いておきながら、感謝することに関しては納得するまでタイムラグがあった。

時間=命という事を聞いた時、衝撃を受けたのは確かだが、実は本当に心からそう思えるようになるには時間がかかった。

なぜならその時の私は、まだ探し物をしていたかのように、自分のやりたい事とか将来どうなりたいとかが定まってなかった。
要するに余裕がなかったのである。当時の私は満たされていなかった。

先程の話の中でお菓子を持参したのいうのは、実はまだ心からそう思えてなかったから形で示したかったからなのかもしれない。(もちろん喜んで欲しいという気持ちもあったが)

そんな私だったが素直に周囲に感謝を伝えられた時がきた。
仕事でとある目標を達成した時だ。
この時は本当に多くの人に協力してもらった。おかげで掲げていた目標を大きく上回って結果を残すことができたし、こんなに協力してくれる人がたくさんいるのかと嬉しかった。
今まで割と1人でできることばかり取り組んでいたので、1人じゃ成し遂げられないことを周囲の協力を得て初めて成し遂げた時感じたものは、心からの感謝だった。

そして現在、満たされた毎日を送っているが今思い返すとやはり心から感謝できるようになるまで時間がかかったなと思っている。いろんなことを経験して、自分が満たされるようになり初めて周囲に感謝を向けられるようになってきた気がしている。

だからこの話を聞いてすぐに腑に落ちなくてもいい。こんな考えあるんだな。程度に思っておいたらいいのだ。いつか心からそう思うようになった時に、そう思えばいいと思う。当時の私も学んだ全ての考えを鵜呑みにしたわけではなく、その後自分なりに考えた。納得するかしないかは自分次第だった。


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自分の心に素直に生きること

世間は感謝しなさい、感謝の心を持ちなさいというが、私は感謝することが正しいとか、こうしなきゃいけないとか言いたいわけではない。
いつどんな時でも、自分の思ったことを感じることが大切だと思っている。

だから、感謝したいと思わないならその気持ちは尊重していいと思う。それはそれでその人がそう思ったのだから。

ただどこかで立ち止まって、一度視野を広くしようという意識を持ってみるのもいいと思う。

その時はきっと新しい学びになると思うから。

冒頭にも述べたが、私は考えが変わったことで、自分の望みに協力してくれる人が現れた。学びたいと思える人たちと会えてきた。
自分というものに深みが増し、引き寄せが起きた。

20代はいろんな経験をして、いろんな人に会って、いろんなことを考えた方がいい。
目標に向かって行動すると楽しい経験も、辛い経験も、悔しい経験もあるだろうが、いつか点と点が線になって納得した答えが出るから。

偉そうに言っているが私もまだ20代を終えたばかりだ。
これからもっとやりたいことがあるし、もっと学びたいと思う。

応援してくれる方々に感謝しつつ
自分のやりたいことに素直に生きていくだけである。


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