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草の名は

おはようございます。

田んぼの草取りを始めて約2週間が過ぎました。

今朝の空は曇っていますが、
雨は降らない予報なので今日も草取りを頑張ります。

各地で大雨が降っていますので、意識して過ごしていきましょう。

今日は、ふと思いついたことを書き出してみました。

ゲド戦記

【ゲド戦記】という長編アニメ映画を観たことありますか?

ゲド戦記は、スタジオジブリの映画で
魔法使いや竜がいる世界の物語。


魔法は真の名を知ることで使えるようで、
人にも真の名があって、それを明かすと支配されたり、本来の力に目覚めたり。

ゲド戦記の世界で真の名はとても大切な役割を持っています。

ジブリの描く世界が大好きで、
現実世界とつながっているなと感じるし、
ナウシカの世界観はまさに現代世界そのものだと思っています。

名前を知ろう

そんな僕はお米つくりの毎日。
田んぼの草取りをしていてふと思いました。

「草の名前を知ろう」と。

ゲド戦記のように草の名を知ることで、新しい世界に出会えるんじゃないかと思ったんです。

そう考えると名前って大切なもので、
仲良くなって友だちになる時も。
興味を持ったモノ・コトも。

好きな相手や好きなものを知ろうと思えば、自然と名前を覚えますよね。

名前を知ろうと思った

お米つくりを始めて7年目になり、
いくつかの草の名前は覚えています。

でもそれは稲たちにとって、いや僕にとって取り除くべき相手という認識の形式的な名前の覚え方だったように思います。

毎年草取り作業が草の勢いに追いつかないので精神的にもきつくなり、
梅雨の明けた7月なんて、暑さで1日に4回着替えるほど汗だくで体力的にも限界ギリギリになります。

そんな感じで毎年僕の余裕をなくす相手が草なんですが、今年は草取りに熱心に取り組んでいます。

そんな中で思いついたのです。


世界の変化

名前を知ろうと思ったら、
不思議と植生、特徴を知りたくなったり、草を興味の対象として調べたり、観察したりするようになりました。

そうしていると草たちと仲良くなれるんじゃないかと思えてきました。

草取りが楽になる、草が生えない田んぼになる、草との棲み分けは可能なんじゃないかとも思えてきます。

奥様は、草取りをしていると一人の世界に入り込んで、草や虫たちと話をしているそうです。ぶつぶつ言っているので、えっ?って聞くと無視されます 笑

世界に入り込んでいるからなので、決して嫌われているわけではないですよ! と思いたい 笑

草の名前を知ったあとの世界

僕も虫や草に話しかけることがあります。

そしてこれからは、
草たちにも稲のことを話したり、自然栽培でお米つくりをしていることや僕のことを知ってもらえるように語りかけていこうと思います。

こうして書いていると何だかわくわくしてきて、何かが画期的に変わるんじゃないかと思えてきます。

変わるのは僕の捉え方や世界の見え方なのかもしれないし、本当に草たちに想いが伝わって、稲が育ちやすい田んぼ環境への変化かもしれません。

どんな変化が起こるかわからないけれど、変わりそうな気はしています。

僕の中では、草の名を知ろうと思った時点で世界は変わっていたのかもしれません。

これを始まりとして、
これからは草たちとも、田んぼとも、稲たちとも、お米つくりとも今まで以上に仲良くなれそうです。

書いていると草取りをしたくなってきました。
どんな草が多いかな?
どのくらい大きくなってるかな?
楽しみになってきます。

草取りも暮らしも心と時間の豊かさを大切に楽しみながら過ごそうと思います。

お読み頂きありがとうございました。

月とたね 大西ひろき

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