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【自然農の哲学】


【草取り】

月とたねの田んぼは、
田植えをする前、田植えをしてからすぐに
草取りに入ります。

草取りは、
10枚ある田んぼをぐるぐる何度も周っていくので、
6月の田植え後から8月の穂が出る直前まで続きます。

草取りの方法は、
・手で直接取る
・草取り用の道具やクワを使って土を撹拌して浮かす
・チェーン除草器を引っ張って歩く
・原動機付きの除草機で撹拌して浮かす
です。

1回目の草取り作業では、
・手や草を取った田んぼ
・チェーン除草をした田んぼ
・道具で草を浮かせた田んぼ
とあります。

それぞれの草の状況で方法を変えるのですが、草の種類によっても取り方が変わってきます。

この写真にある草たちは、
道具で土を撹拌して浮かせた、
オモダカやコナギの子どもたち。

この草たちは、田んぼ1面ビッシリと生えています。

なので浮かせる除草になるのですが、
稲のすぐにある草たちは上手く取り除けません。

セリやイボクサのような草たちは、
あまり浮かない上に浮かせてもまた活着する可能性が高いため手で取り除くのですが、
土の中に茎が広がっているため、少し残っているだけでもあっという間に復活してきます。

本当に草によってに対応も対策も変わります。
ですが、そんな草たちのことも大切にしています。

自然農の哲学に「虫や草を敵としない」という話があります。


これは僕の考えですが、

「虫や草たちを敵としない」とは、
「虫や草たちの役割や原理原則、名前や特徴を知る」ことであり、

核にある部分は、
「自分にとって相容れないことを否定せずに知ろうとしよう」と同じかなと思っています。

ガンディーの「非暴力、不服従」とも
根っこは同じなのかもしれません。


月とたねのお米つくりは、
虫や草たちの役割を知り、名前を知り、よく観察して、草たちの持つ原理原則を知り、
草たちと共存しつつ、「栽培」を成功させること。

そのために草たちを取り除いたりすることもあります。

だからこそ、草たちのことを知ろうとする気持ちや理解しようとする気持ちを大切にしています。

自然への敬意、地球への敬意、歴史への、人への。。。

考えていること、得ている情報、望んでいるメリットや未来、大切にしていること、リスク許容度は、人それぞれ違います。

*だからと言って、何でも自由ではないし、自己実現だけを振りかざすのは違うと思います。

それを認め合える優しい世界になると良いのですが、何かがある度に、派閥が出来上がり、二元論や極論になったり、分断が起きて、攻撃し合ったり。

それは大きな社会問題から家族の小さなケンカまで。

そうなっている理由は、情報や考え方以前に
相手を思いやったり、敬意を払ったり、話し合ったりする時間がないからかもしれません。

何よりも心の余裕がないからかもしれません。

住む家があって、食にも困らず、大切な家族がいて、好きな人生を歩んでいることを忘れてしまうのかもしれません。

自分へのメッセージ。

お時間頂きありがとうございます。


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