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【重陽】暦とともにある暮らし

不定期シリーズ
『暦とともにある暮らし』

【重陽】

重陽って知っていますか?

重陽は陽が重なる日9月9日のことです。

新暦の9月9日は、
二百十日〜八朔〜二百二十日の期間にあるけれど、
本当なら旧暦の9月9日が正解かなぁと思ってます。

なので、
新暦の10月14日である旧重陽(9月9日)が本来の重陽ですが、
今日を重陽と捉えても良いなとも思っています。その理由は最後の方に書きます。



ここからの話は旧暦9月9日を前提にしますね。

起源はもちろん古代の中国。

陰陽では奇数は陽数と言われていて、
9は最大の奇数、最大の陽数。

最大の陽数が重なる日が重陽であり、
9回目の朔月の9日目ということになります。

現代では縁起の良い日として、
様々な祈り(願い)を捧げる日となっています。



重陽はすごく良い日のように感じますが、
何事も表裏一体。
ピークのあとはダウンタイム。

陰転じて陽となる。
陽転じて陰となる。

旧暦の重陽の頃は、
一年を一日で見てみると夜になる頃。
ちょうど陽(太陽)から陰(月)に移り変わる時間帯。

そんな重陽は、
縁起の良い日なだけでなく、
良い悪いともに大きな影響を及ぼすのだと思います。

その時の状況、それまでの準備、その後の展望、月の影響や宇宙の影響もあるため、年毎で影響の度合いも変わってくると思います。



現代は様々な暦が、
起源や元々の発祥、先人たちの智慧を少しずつ置き去りにして、形や後付の行動が残っているものが多いですが、
その根源を知り腑に落ちることで、
想いが生まれ、宇宙のリズムに乗ることができるのかなと思います。

そうした想いがあると、祈りや願いや様々な行動も毎日できるようになります。

ですが、
本来の意味の捉え方がどうであっても暦を大切に想い、何か行動することは、変化や立ち止まって見つめ直すきっかけになることもあるので、とても良いことかなと思います。

先人たちの智慧を未来の子どもたちに伝えるために、暦それぞれの根源を知るのは楽しいです。

僕は、
色々な角度から見たり、捉えたりするのが好きでなの、
色々なパターンがあって良いなと思っています。

そして、歴史や先人の智慧には現代の生き抜き方が詰まっているので大好きなんです。

暦は自由です。楽しいです。人生を豊かにしてくれています。
農だけでなく、暮らしにも役立つし、
先人たちの想いに触れ、歴史に触れ、宇宙に触れ、自分を見つめ直すチャンスにできるかもしれません。



わくわくしてきませんか?

さぁ、深呼吸して、身体をほぐして、すてきな1日を。

お読みいただきありがとうございます。

月とたね
大西 ひろき
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