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"心フォーカス"に戻ってこれる『不動心』

5月1日から始めた50日間チャレンジ。

最終日の昨日は盛りだくさんで寝てしまったので、
51日目の今日、新たな投稿チャレンジ!

不動心
大川隆法 著

この本は私が一番しんどい時期を共に乗り越えた本で、
古い表紙がボロボロの文庫本しか手元にないので
お気に入りのブックカバーをつけて持ち歩いてます。
多分、死ぬまで傍らに置いてる1冊。

いつもは心が動いたり温かくなる本を読むことが多いのだけど、
この本はどちらかというと、
客観的になりたいときや悩みを解決したいときに手に取りたくなる本。

読んでるとそもそも何に悩んでるのかが明確になるから、
悩んでたことに悩まなくなり、
「で、私はどうありたいんだっけ?」と、

"悩みフォーカス"から"心フォーカス"に戻ってこれる。

そんな家庭の医学的なお助け本。

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真っ直ぐに、ただひたすらに、

本書では、人生の苦難を乗り越える法について、
さまざまな角度から話をしていきたいと思います。
そして、全編を通じるテーマとして、
「不動心」ということがあげられると思います。

『不動心』P11

私は『不動心』とは一朝一夕でできあがるものではなく、
氷山の如く、海面下に確かな自分を創っていくことが、
その基本であると思います。

まえがき

というくだりから始まり、

「そもそもなぜ人は悩むのか」
「悩みの原因はどこにあるのか」
「どう乗り越えていくのか」
「不動心とはどんなものか」
「不動心であるにはどうしたらいいか」など、

誰もが持つ「悩み」や乗り越えるポイントの「不動心」について、
歴史上の偉人や著者自身が実践してきた体験を例に出しながら、
気づいたら人生の意味まで深堀りできる考える材料が散りばめられた1冊。

書かれていることはとても普遍的で理知的なのに熱いエール。
著者の願いが心に響きます。

どうか、小さな波風や、人生の少々の悩みの中で、
ぐらぐらしないで、真っ直ぐに、ただひたすらに、
自分の心の奥底から出てくる理想を実現していただきたいと思います。
そのために本書は書かれました。

P181

::::

枯れてた心に笑いと涙は沁み込んだ

20代後半から30代前半の時期は、
私にとって人生史上一番しんどい時期でした。

いろんな人に出会い、いろんな本を読み、
知らないことを知ることで満足してきた人生。
≒知ったことを実践せず"知ったつもり"で満足してきた人生。

それに気づいてしまったのがその頃。

あれ?私、何もしてないじゃん。
何も知らないじゃん。
何も人に伝える言葉を持ってないじゃん。
人と話すのが怖くなり過去の繋がり断ち切って、
そうしてどんどん自分で自分に失望する負のループにハマってました。

「ダメだな~私なんて何してもダメだな~嫌だな~」

いよいよそんな自分に嫌気が差してたとき、
久しぶりに「不動心」を手に取り出会った言葉に
思わず笑ってしまった。そして涙が出た。

「駄目なんだ、駄目なんだ」と自分を思いがちな人は、
やはり駄目だと思われてもやむを得ないのです。
そうではなくて、
その自分は、その駄目だと思う事実に接して、
どうそれを乗り越え切り抜けたか、
ここが大事なのです。

P162

確かに「ダメだ、ダメだ」としか言ってないわ、私。
そりゃダメだわ笑。
そうじゃなくて、
大事なのは「それをどう乗り越えるか」なのか。
そっか。。。

笑ったのも涙を流したのも何年ぶりだろう?
と思うくらい久しぶりで、
それくらい枯れてた心に笑いと涙は沁み込んだ。

どうか繰り返し、繰り返し、
この本を味読し、真読し、
自分の心の糧にしていただきたいと思います。

P181-182

最後の一文を読んで、
「まずこれを実践してみよう」
「今まで情報として知っただけで終わってきたけど、
 ちゃんと実践してみよう」
「何したいというものがないから、
 まずはこれを実践してみよう」

そう決めて、毎朝通勤電車の中で
1日1章この本を読むことを始めました。
全部で6章あるからだいたい1週間で1冊読み切り、
また読み返す。

読みながら心に響く言葉に付箋をつけていくと、
前読んだ時とは違うところに付箋がつくから、
その都度今の私を自覚し、過去の私との変化を感じとる。

それを半年くらい繰り返したかな。

ある時、ある人からある相談をされました。
その人の期待に応えることは私にはできなくて、
でも伝え方によってはその人は人生を諦めてしまう可能性もあって、
どうしたらいいだろう、、、
ひたすら悩んで、考えて、初めて人のために祈ったときに、
心の内から出てきた言葉が『不動心』で学んだ「圧倒的善念」でした。

泉のごとくあふれ来、あふれ来、あふれ来、あふれ来て、
圧倒的善念でもって人を潤していくような、
そうしたおおらかな気持ちを持つことです。

P178

よし。圧倒的善念で伝えてみよう。
そうして勇気を出して、
ちゃんと私の思いや考えを私の言葉にして、
その人に伝えることができました。

「思うことは自由です。
 思いをコントロールする自由も与えられています。
 思った通りの人生を歩んでいます」

「お伝えしたかったことは、失ったものは大きかったですが、
 その分多くのものを与えていただいたということです。
 思い通りにいくことばかりではありませんが、
 それらの中に必ず魂の糧となる何かがあります」

「どうか優しさを弱さにしないでください。
 優しいからこそ強くあってください」

その人とのご縁はすっかりなくなったけど、
今も元気にされてると聞き嬉しく思います。

::::

人生に無駄なものは何もない

人間だもの、いろいろ悩むこともあるし間違うこともある。
ただ、悩むことに悩んだり、
間違うことに悩む必要はなくて、
大事なのは、どうそれを乗り越えていくか。

相変わらず悩みは尽きないけれど、
そう思えるようになって私はずいぶん楽になりました。

日記をつけることは結構。
ただそれは、事実を書きとめるだけの日記であってはならない。
いかに自分が学びとったか。
何を学んだか。
何もしないで一日を過ごすよりは、
苦しみでも悩みでも積極的に受け止めた方がむしろいい。
その方が、みなさんの魂にとって糧となっていきます。
このように、魂の糧という観点から見た時に、
人生に無駄なものは何もない。
こういうことが言えるのです。

P44

悩みの渦中にある人、
悩んでるという自覚はないけど本調子じゃない人、
"心フォーカス"したい人におすすめの1冊。
静かで熱い、客観的で主観的、そんな著者の何かの言葉が響くはず。

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不思議と本を選んだり読んだりするときは雑念が消えていく。
著者の意識レベルに引き上げられるからかな。

本は時間と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。

たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったらぜひ読んでみてくださいね!

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