見出し画像

少し触れて世界が変わる『晴れるまで踊ろう』

音楽に全く興味がなかった私を虜にした男。

晴れるまで踊ろう
SKY-HI 著

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594090838

::::


ありのままに語っていくだけ


AAAのラップ担当でソロアーティストとしても活動するSKY-HIさん。
マネジメント&レーベル新会社【BMSG】を設立し、
自腹で1億円以上を投じボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』を開催。
そこから誕生したアーティストグループ【BE:FIRST】。

どれかの名前はどこかで聞いたことがあるかな?

新会社設立から1年半、
『晴れるまで踊ろう』はSKY-HIさんの「今」が赤裸々に綴られた著書。

社名のBMSGというのは「Be Myself Group」を略したものです。
自分自身のままでいられるグループ。
自分が自分のままでいられる空間。
そういう場所にしたかったので。

『晴れるまで踊ろう』P45

ただ、ありのままを伝える。
ウソ偽りない本音で向き合う。

本には彼自身が実践してきた思考と行動、葛藤と信条が書かれていて、
彼の傍で一緒に話を聞いてる気分になるような、
SKY-HIさんの世界におじゃまさせてもらうような一冊。

自分が経験したことを、そして自分が考えたことを、
ありのままに語っていくだけです。
読んでくれた人が、その中から何かをつかみとってくれるのであれば、
それはありがたいことですが、でも自分としては、
そうなることを目指して語っているわけではない。

脚本なし。
演出もなし。
だから、いったいどんな本に仕上がるのか自分でもわからない。
そのほうが面白いと思うんですよね。

P6

:::

自分でつかみにいくことで自由は手に入る

2021年夏。
『The First』ボーイズグループオーディション番組で、
ボーイズたちの奏でる音楽を誰よりも全身全霊で
楽しみ、
踊り、
喜び、
愛する
SKY-HIさんの姿を見たのが衝撃的で一目惚れ。

その生きざま、
発する言葉に込められた強い意志と愛と真理に感動し、
インスタや動画、インタビュー記事を読みまくっていたら、
私の中に埋もれていた感情を思い出させてくれました。

彼の世界は愛と感謝とリスペクトに満ちている。

でもそれは、彼を取り巻くこの世界が、
今、誰にとってもそういう世界である、
ということではない。

現実は、彼の望む理想の世界とは違う。

だからこそ、
彼は強く、こうありたい、
本来こうあるものなんじゃないか、
自分はこれが幸せだと思う、
という意志を主張し、
それを体現しながら、
「愛と感謝とリスペクトに満ちた世界」を作り上げ、
見せつけてくれている。

その姿はとても、カッコよくて美しい。

ある種の負荷がかかることによって音楽との結び付きが強くなることもある。
ストレスがたまっていたり、
どこにも行き場のない感情が、
その行き場を激しく求めている状態。
そういうのって創作活動にとっては必ずしもネガティヴなものではない。
自分の場合は、という話です、これは。
一般論ではない。

で、そのフローが今は、すごくきれい。
ストレスがあり。
行き場のない感情もあり。
そこからの創作。
それがいい感じの流れになってるんですよ。

P106-107

現実と理想のギャップはいつだってあって、
それをいつの間にか悩みにしているし、
腹を立てたり嘆いたり、
勝手に失望してることもある。
でも、失望があるから希望を求めて動き出せる。


私自身、30代前半は人生史上最高の暗黒時代だった。
何があったかは割愛するけど、
とにかく自分に自信が持てない。
何をしても不安、何をしなくても不安。

正しさを求めて、
でも何が正しいのかわからなくて、
正しそうな人に依存した。
その結果、
世界はどんどん小さくなっていった。
自分が何を求めてるのかもわからない。
どうしたいかもわからない。
でも、
それを苦しいとすら気づかない。
今振り返ると心がマヒしてたんだと思う。

ある日突然、頼りにしていた場所がなくなって、
やっと気づけた。
私、その場所と人に依存していたこと。

「依存」って、
「自分で考えることをやめること」だと学んだ体験。

考えるって、問いを持つこと。
問いを持つって、興味・関心を持つこと。
興味・関心を持つって、世界が広がること。

だから、

考えよう。
問いを持とう。
興味・関心を持とう。
世界を広げよう。

そこからとにかく何でもいい、
思ったこと全部やってみようと動いてみて、
ようやく今の私にたどり着いた。

やっと私が私のことを信じてあげられるようになってきた。
正しさを求めて間違えることを恐れていた頃から、
「間違えてもいいじゃない」
「気づいたところから変えていけばいい」と思えるようになってきた。
おバカなところ、頑固なところ、言い訳多いところ、
雑なところ、カッコつけなところ、カッコ悪いところ、
自分のことも人のこともどこか他人事なところ、
好きじゃないけど、
「そういう私もいるよね」と認めてあげれるようになってきた。

短所や欠けていると感じる部分を、まずは自分が許容してあげてください。
それが救いになるから。
そして、そういう部分は最終的に長所や武器になる可能性もあるから。
でも、その許容は、まず自分がしてあげないといけない。
そこを他人に依存するとおかしくなってしまうと思います。

P150

依存は楽だけどとても不自由なものだった。
怖いのは、
無自覚のまま依存していくこと。

本来、自由自在な世界を生かされてるはずなのに、
何も考えずに生きてたら、
いつの間にか何かに依存したり、
何かで自分を縛ったり、何かのせいにしたり、
気づいたら自分で自分を不自由にして生きている。

本当の意味での自由というものは
降って湧いてくるものなんかじゃなく、
つかみ取るものなんだ。
自分でつかみにいくことで自由は手に入るんだ。

P129

大切なのは、気づくこと。
依存することだってあるし失望することもある。
でも、そのこと自体は悪いことではない。

だって、
依存することで自由を求める私が出てきて、
失望することで希望を求める私に気づけた。

一番しんどいのは、
依存していることに気づかないこと、
失望していることに気づかないこと。

その渦中にいると世界が狭くなって気づけなくなる。

だからこそ、
少し自由な世界に触れてみる。
少し希望を感じるものに触れてみる。

少し自由な世界に触れることで、
不自由な世界にいる自分に気づくことができた。

少し希望を感じるものに触れてみることで、
失望していた自分に気づくことができた。

気づけたから、
自由であることを強く望み、希望を求め、動き出せる。


私はSKY-HIさんの「愛と感謝とリスペクトに満ちた世界」に
少し触れさせてもらったから、
自分から見えている世界や自分の世界が
今、そうではないと気づくことができたし、
だからこそ、
そういう世界にしてきたいと希望を見つけた。
愛に始まり愛に終わる世界。
私は愛にフォーカスして生きていくよ。

そのままでいい、と言っても、
それは全てにおいて何もしなくてもいい、
努力なんてしなくていい、ということではないですからね。
自分を殺してまで周囲に合わせる必要はない、ということです。
そのままの自分を愛してあげてほしい、ということです。
Be Myself。
自分自身であれ、ということです。
そのままの自分が自己改革を望むのなら、
その改革したいという気持ちを、そのまま大切にして、
思うがままにがんばってほしい。

P151

***

共に作ろう。

ドキュメンタリーです。
ありのままの姿をお見せします。
今、僕は本当に幸せな日々を送っています。

P6

人以上の成功をしたからこその
喜びや悲しみ、希望や失望、
あらゆる葛藤を糧にしてきた彼の生き様を
垣間見れる1冊です。

クリエイティブファースト、
クオリティファースト、
アーティシズムファーストのチームを、
共に作ろう。
まだ見ぬ君の力を貸してほしい。

P52-53

読み手へのエールが込められた愛に満ちた本。
何かにチャレンジする時、
ぜひ読んでみてください。

≪参照≫
BMSG:https://bmsg.tokyo/about/

The First オーディション:https://bmsg.tokyo/thefirst/movie/

SKY-HIさん:https://avex.jp/skyhi/

:::::

不思議と本を選んだり読んだりするときは雑念が消えていく。
著者の意識レベルに引き上げられるからかな。

本は時間と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。

たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったらぜひ読んでみてくださいね!

**本の選書のご案内**

本の貸出しや選書を承ります。

・お店に来た方にゆっくり過ごしてもらいたい
・子どもと一緒に楽しみたい
・最近本を読んでいない
・本が苦手だけどチャレンジしたい
・世界を広げたい

などなど
どんな方でもお気軽にご相談ください。

2022年はお試し企画でご提案します!
※貸出しを希望の方は送料はお客様ご負担
※ご購入を希望の方は書籍代はお客様ご負担

私が未来に残していきたいと思った感動の本をお届けします。
参照:https://note.com/tsuki5/m/m62112b6f15d5

 ご相談は、最下部「クリエイターへのお問い合わせ」よりお問合せください。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?