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シャーロック・ホームズを追いかけつつ日夜興味の赴くまま無節操にコンテンツを摂取していま…

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シャーロック・ホームズを追いかけつつ日夜興味の赴くまま無節操にコンテンツを摂取しています。 主に音楽、TRPG、書籍、見たもの聞いたものなどの感想などを。 続けばいいなあ!の精神でやっていきたいです

最近の記事

PINBALLSが活動休止を発表したのにいつもどおりの世界が憎い 悲しい………待つことしか出来ない

    • 私はポケットモンスター剣を遊んでいる

      ポケモンやったことある?と聞かれた時、私は常に迷ってしまう。 「ある」も「ない」も嘘になってしまうからだ。 私が物ごころついた時期には、丁度アニメのポケモンが放送され、デジモンやレジェンズなどのモンスター育成系のゲームが大流行りしていた。 友人にクリア済のポケットモンスター銀を貸してもらい、「ポケモンバトル」ってこういうのかーと納得し、何するでもなく返却した。 時は流れ、高校生時代には「BW」が発売され(年がばれるな)DSを所持していたので初めてポケモンを買い、挫折。

      • 激闘!プラモ初心者VS30minute missions

        30minute missions(以下、30mm)というBNDAIから出ているプラモデルシリーズがある バンダイといえば、ガンプラだが30mmはアニメも漫画もない独自IP展開のロボットプラモデルシリーズだ。 詳細はURL参照。 https://bandai-hobby.net/site/30minutes_missions/ まだコロナのコの字もない時分、私は友人たちがミニ四駆で白熱している時に、店内を所在なくウロつきまわった挙句に見つけたのが、30mmの箱であった。

        • 怒りと私とカンガルー

          ・怒と私 先日、もう本当に無茶苦茶に怒っていることがあった それを情報として認識した瞬間、「はー???」という凄まじい怒りが沸き起こった。 怒りというよりも、憤りに等しい事だった。 まじでさーそれはさーと悶々と考えれば考えるほど「ふざけるのも好い加減にしろ」という思いがあり、人に話すと「憤っている割に冷静だ」と言われた。 そう、冷静な自分が常にどこかにいる、のだ。 いや、だいたい冷静ではないけれど。 怒るというのは疲れるし、もっと他に愉快なことを考えたくても(例えばあつ

        PINBALLSが活動休止を発表したのにいつもどおりの世界が憎い 悲しい………待つことしか出来ない

          転校生は巨獣と微睡む

          「グッド・アフタヌーン、吾が友」  目の前にいる、見目の良い男はニヤニヤしながら大仰に両腕を広げる。  長い白髪を一つに束ね、赤いロングコートを着た姿は、漫画に出てくる登場人物めいている。  僕の夢に何度も出てきた男で、顔見知りだ。  夢の中でって注釈をつければ、だけど。  で、今は真っ昼間の午後四時で、僕は下校の真っ最中。  そして、僕は殆どの人間とおなじで、映画と違って夢と現実の見分けくらいつく。 「トマリ、僕って夢遊病だっけ」 「吾の知っている限りでは違う」 「

          転校生は巨獣と微睡む

          死神の作るメシがうまい

          「”切り裂き魔”ではないな」  ホワイトボード一面に貼り付けられた資料を眺めていた長ヶ部警部の重々しい一言は、静かであったが人が寿司詰めになった室内に響き渡った。  今の今まで凶器の違いや、犯行時刻の関連性を議論し合っていた部下達は互いに視線を交わし合った。  長ヶ部警部だけが、”切り裂き魔”と唯一相対し、凶刃に晒されて、なお生き残り、復職を果たした人間に他ならない。  殺し屋専門の殺し屋、刃物の扱いに熟達している。  ”切り裂き魔”についてわかっているものはその2点

          死神の作るメシがうまい

          鬼平バース:「蘇る鬼平犯科帳」

          わかった、もう一度初めから説明しよう!               俺の名前は長谷川平蔵宜以。 1787年、江戸で火付盗賊改方長官をしている。 昔は悪い連中とつるんでグレていたが、今は多くの武士を束ね、密偵を使って悪党どもの安眠を今日も妨げている。 俺がいる限り、奴らは枕を高くして眠れない。 そう、世界でたった一人の”鬼平”だ。 スパイダーマン構文を使ったが、池波正太郎著「鬼平犯科帳」 そのパスティーシュの話題である。 パスティーシュ(仏: pastiche)は、作風の

          鬼平バース:「蘇る鬼平犯科帳」

          取り壊し寸前のビルで本を買う

           その日、私は疲れていた。 疲れていたのでミスドで、汁そばと新作ドーナツをキメればだいたいなんとかなると普段使わない駅で降りて目の前に現れた光景が、ノートのヘッダーにおいた画像である。 「地下飲食街」という看板に吸い込まれて、登った先にあったのはシャッター街と、何故かアコムとプロミスの無人コーナーだけ!  真相は此方。要は今年中に取り壊される駅前ビルの地下であった。 なお、地下鉄の駅とは直通の通路があり、そこから迷い込んだ。 詳しい解説は上のnoteの筆者の方が書い

          取り壊し寸前のビルで本を買う