激闘!プラモ初心者VS30minute missions
30minute missions(以下、30mm)というBNDAIから出ているプラモデルシリーズがある
バンダイといえば、ガンプラだが30mmはアニメも漫画もない独自IP展開のロボットプラモデルシリーズだ。
詳細はURL参照。
https://bandai-hobby.net/site/30minutes_missions/
まだコロナのコの字もない時分、私は友人たちがミニ四駆で白熱している時に、店内を所在なくウロつきまわった挙句に見つけたのが、30mmの箱であった。
私は、ガンダムを履修していない。
OO世代ではあるが、友人たちの横でよくわかんないなあと思いつつ見るでもなく見ていたし(刹那とアレルヤくらいはわかる)
私の中でロボットと言えば『機動警察パトレイバ-』くらいに偏ったロボ知識しかない。
勿論、プラモデルはおろか、ガンプラなんて作ったことはない。
「30分で組める!」という謳い文句に、まんまと騙される事無く、店を後にし。
結局買った。
以下が購入物品である。
・ポルタノヴァ(ダークイエロー)
・ポルタノヴァ用近接格闘アーマー
・オプションパールセット2
割と悩んだ。
というのも、実は7月発売予定の「シエルノヴァ」の拠点防衛アーマーがクソかっこいいので、ひとめぼれしていた。
(ナイトヘルムは正義であるし、ロボの足は太いといいのだ)
けど、7月である。
信頼できる相互フォロワーが何人も30mmを所持しており、画像をあげていたのもありつつ。
元々、前からコトブキヤのフレームアームズシリーズ(もはや美少女版のほうが有名なオリジナルロボットプラモ)の斬雷が欲しかったのだが……なんかむずかしそうだった!!!!
というのも、小学生の時にお年玉で旅客機プラモを買ったはいいものの組立てられずに父に全て丸投げしたり、生来の極まった不器用さで、二の足三の足を踏みまくっていたのだ。
デザインナイフとはなんだ、紙やすりがどうして何枚もいるのだ、スミ入れってなんだ、ランナーってなんだ、走るの?
調査の末、シエルノヴァを買う前に同じバイロン軍(設定上、地球軍と異星であるバイロン軍が戦っている)のポルタノヴァを組むことに。
空戦アルトもイケメンだが、ここは一番バニラなやつを買って、カスタマイズを楽しもうという腹である。
で。
30分で組める!というキャッチコピーは当然『プラモ経験者あるいは器用な奴なら』という前置詞がつく。
結論から言う。
三日以上かかった。
間に、どうぶつの森でイースターをやったり、TRPGしてたりという用件もあったが、足腰組むのに90分ラジオ1本聞き終わってた。
難しい、わけではない。
むしろ、超わかりやすい。
順番どおりに説明書を見れば『ステータスオープン!』『器用:E』の私でも組めた。
じゃあなんでかっていうと。
理由1:「ダイソーのプラモ用ニッパーがクソだった」
高い道具は相応にいいとわかっていても、また使うかわからないものに、投資するのはと二の足踏んだ結果。
ポルタの頭が欠けた。
安物買いの銭失いの典型例である。
近所のプラモラジコンショップで700円ちょいのニッパー買ったら改善しました。
使いやすいし、きれいに切れる。
道具は専門店で買おう!!!!(当たり前)
理由2:「目が慣れてない」
超絶わかりやすい図解で『これとこれをはめてね』と書いてあっても
「こっちか、はまらない。逆か? 最初のであってたやん!!」をN回繰り返した。まじで。
パーツの見分けが全然つかない、何がどうなるかもわからない
理由3:「正しいかわからない」
はまってりゃ正しいだろ!と思うだろうが甘い。
ぎゅっと力を入れないと入らない関係上、「無理やり入れてしまったんじゃないか」という疑心暗鬼につきまとわれる。
BANDAIは信じているが、己は信じられない
理由4:「先んじてパーツを切り離しちゃう」
本当にコレは気を付けた方がいい。
「頭をやろう」→「頭のパーツ全部切り離したらラクなのでは?」→「ちょっと待って、コレどこのパーツ?」ということになる
ランナー(走る人ではない、プラモデルの枠みたいなやつ)にパーツごとの番号があり、「A17をB20にくっつけろ」と書いてあったら、
その都度、切り離したほうがよい。
ランナーから切り離したが最後、そのパーツが「何の何番であるか」がわからなくなってしまう。
名札をつけてない新学期くらいのクラスメイトくらいのハードルがある。
これで時間めっちゃ取られた
理由5:「ダルくなってくる」
組んでる最中は熱中するが、マジの不器用なので時間が凄くかかる。
モチベーションがどんどん死んだり、「寝る前には出来るだろう」→「出来ない」を繰り返し、日をまたいだ
適度にラジオとか聞きながらやろう
理由6:「パーツどっかいきがち」
部屋が汚いからではない、それも多分あるけど。
パーツをまとめておいておこうが、なにしようが、一回は見失う。
ニッパーで「パチン!」と切り離すとスッ飛んで行き、後一ヶ所で完全分離というときに勝手に分離し、どっかいく。
気を付けよう。
等の概ね自分が悪いとしか言いようがない試練を乗り越えて、ついに完成まで辿り着く。
長く苦しい戦いだったぜ……!
実は、最初狙ってた色が店頭から駆逐されており、(コロナでみんな暇になったのだと思われる)
ダークイエローも結構地味な色にしちゃったなと思っていた。
が、組んでるうちに、どんどんカッコよく見えてくる。
最初は、頭をつくり、肩が出来て、腕をはやし、腰を取りつけ、脚をはやし、ついに立てるようになる。
こうなるともう、かわいくてしかたがない。
近接アーマーの頭部アーマーをつけると、角も生えてイケメン度合が跳ねあがる。
ポージングさせてると腕がもげる、付け方が悪かったのかな……。
稼働域が広く、自立させたポルタはかなりカッコイイ。
ついてきたロイロイ(四本足無人機)と一緒にいるとなお愛しい。
余ったパーツはダイソーで買ってきた小物入れに説明書と一緒に収納!
これにて30分では終わらなかったミッション終了!
まとめ
・30mmは不器用なプラモ初心者でもがんばれば組める
・自分で作ると愛着も格別
・専用のニッパーは専門店のやつを買え
・アルトも欲しくなってきた
以上!
(ポージングもかっこいいぞ!)
「編集後記」
このnoteは『30mm作ってみたいけど、作ってみた記事が全部「プラモ経験者(主にガンプラ)のレビュー記事」だったために、私の後に30mmからプラモ始めてみたいという人』に向けて書いたものです。
不器用のやらかしを少しでも参考にしてもらえるなら幸いです。
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