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「Will」は「仕事での実現」に限定しなくていい

毎日投稿してて、1冊につき2回記事を書くのは食傷気味なので、少し趣向を変えていこうと思います。隔日で読んだ本の投稿にして、間の日はちょっと違うことを書いてみます。よろしければお付き合いください。

Will-Can-Must

Will-Can-Mustというフレームワークを御存知でしょうか。かのリクルートさんが人材開発のフレームとして使っているものです。

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Will:今の仕事において実現したいこと
Can:活かしたい強み、克服したい課題
Must:目標、レポート先など

この三つが重なり合うのが大事、という話は、聞いたことがあると思います。

これについてある人が「最近はWillが大事だと言いすぎだ。そんなものない人もたくさんいるし、Willだけ独り歩きしてもCanがついてこないと夢物語ばかりになる。まずはCanを増やせよ」という主張でした。

これはこれで一つの考え方です。同意する人もいる。でも、僕は「仕事に限るとそうだけど、人生全体で考えるとWillは必ずある」「それを見ずに、まずCanを増やすって、疲れちゃうな」と考えています。

上記のサイトによるとWillとは「仕事を通じて実現したいこと」だそうです。あくまでも"仕事を通じて"だと。でも、そんなに仕事にこだわる必要はあるんですかね?会社の施策だから仕方がないかもしれないんですが、「皆、仕事を通じて成し遂げたいことがある」という前提に立ってると、そこに合わない人も出てきます

別に、全員が全員、高尚に「仕事を通じて社会に影響を与えたい!」と思う必要はないと考えてます。なんでも仕事を通じて、自己実現をしようと思うから窮屈になる。まぁ、それが会社の文化につながるんですが。

一方で、Willを「人生を通じて実現したいこと」だと考えると、これは全然違ってきます。心がある程度健康な人であれば、何か出てくるものです。健康でいる。家族と温かく過ごす。金銭的に安定した生活を送る。趣味の時間をちゃんと取る。自由でいる。こんなことも立派なWillです。

そのWillが先にあって、CanやMustがついてくる。今できないことがあるんだったら増やしていく。健康でいるために、早く仕事を切り上げたいけれど、業務能力が低くて仕事がはみ出ちゃうから頑張ってエクセルの操作の効率を上げよう、とか。金銭的に安定した生活を送りたいけれど、それだけの専門性がないから、仕事はなんだっていいけれど手に職をつける、とか。

そういうWillのないところに、Canを追い求めに行くから、よくわからない良さそうな学校や資格に手を出して疲弊するんですよね。急にMBA取りに行ったり、US-CPA(米国公認会計士)の資格を取ろうと思って専門学校に学費を払ったり。もちろんそれで可能性は広がるんですが、なんだかやる気が続かない。辛い思いをしながら、何とかやり遂げるか、途中で挫折しちゃう。

今日、目標管理の本を読んで何か書こうと思ったけれど頓挫したのも、こういうことなんです。たぶん頑張れば何か書けた。けれども苦しい。そういうときは、「人生のWill」を思い出すといいです。やってることが、自分の人生にとって大事なことなのか、とってもよくわかります。決して書けなかったいいわけじゃないですよ!

(宣伝)コーチングはまさにこういう「人生のWill」のようなものをがっつり扱います。なんだか燃え上がらないな、というひとは、コーチングを受けてみるのもひとつの手かも。


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