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政治講座ⅴ1460「墓穴を掘る中国共産党と紛争を作り出す米国」

いよいよきな臭くなって来た。両者一歩も引く気配なし。来年の米国大統領選のためにも米国の国内世論一本化のためにも、開戦を躊躇しない様子である。フィリピン以外にも台湾(中華民国)・尖閣諸島も争いに巻き込まれそうである。今回はそのような報道記事を紹介する。

     皇紀2683年10月28日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

はじめに

 尖閣諸島の争いの火種を作ったのは米国のようである。
 日本政府の公式見解は、尖閣諸島の編入手続きは国際法でいう先占の法理手順を満たしており「この領域に領有権問題は存在しない」というものであるが、中国政府中華民国政府は、1971年以降から領有権を主張して「領有権問題が存在する」と主張している。中国と中華民国が領有権を主張し始めたのは、1968年(昭和43年)に尖閣諸島付近海底調査で石油や天然ガスなどの大量地下資源埋蔵の可能性が確認されて以降である。
まずは最初に中華民国(台湾)が領有権を主張したが、背景には米国石油資本が日本に共同で石油開発を提案したところ日本側が拒否
そこで米国政府が中華民国に対して領有権主張するように工作したものである。


バイデン氏、南シナ海で攻撃あれば「フィリピンを防衛」 中国船との衝突めぐり警告

BBC News によるストーリー • 2 時間

バイデン氏、南シナ海で攻撃あれば「フィリピンを防衛」 中国船との衝突めぐり警告© BBCニュース 提供

アメリカのジョー・バイデン大統領は25日、中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海で両国の船が2度衝突したことを念頭に、南シナ海でフィリピン側に何らかの攻撃があった場合、アメリカはフィリピンを防衛すると中国に警告した。

南シナ海では22日、中国海警局(沿岸警備隊)の船1隻とフィリピンの補給船が衝突。フィリピン政府は乗組員を危険にさらしたと中国を非難した。中国は、フィリピン側が「故意にトラブルをあおった」と主張した。現場海域ではその後、フィリピン沿岸警備隊の船と、中国の退役軍人や漁民らで構成する武装漁船団「海上民兵」の船も衝突した。

先月には、中国が南シナ海に設置した浮遊式の障害物をフィリピンが撤去した。この障害物によって、フィリピンの漁船が海域に入れなくなっていた。フィリピンは海上での中国の「危険行動」を撮影してもらおうと、同海域にメディアを招いている。

バイデン氏の今回の発言は、中国とフィリピンの両政府の緊張がここ数カ月で高まって以来、最も強力なものだった。

「はっきりさせておきたいのは、フィリピンの防衛へのアメリカのコミットメントは鉄壁だということだ。アメリカのフィリピンとの防衛協定は鉄壁だ

1951年に締結された相互防衛条約は、アメリカとその植民地だったフィリピンが互いに、武力攻撃を受けた際に防衛し合うというもの。

フィリピンの航空機、船舶、軍隊に対するいかなる攻撃も、フィリピンとの相互防衛条約を発動させることになる」とバイデン氏は述べた。

アメリカに「介入の権利ない」

中国外務省の毛寧報道官は、アメリカには「中国とフィリピンの間の問題に介入する権利はない」と述べた。

また、アメリカがフィリピンを防衛する場合、その行動は「南シナ海における中国の主権と海洋権益を傷つけるものではあってはならない」と、記者団に述べた。

フィリピンは22日、中国の「危険な操縦」によって、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で中国海警局の船とフィリピンの補給船が衝突したと発表した。その後に起きた、フィリピン沿岸警備隊の船と、中国の武装漁船団「海上民兵」の船との衝突については、中国側の船が「ぶつかってきた」とした。

フィリピンの船2隻は、南シナ海のセカンド・トーマス礁に座礁したまま放置されている海軍艦艇に向かっていた。フィリピンは領有権をめぐる主張を強めるため、この艦艇を意図的に放置している。

フィリピンのギルベルト・テオドロ国防相は、中国の船が「故意に衝突してきた」と主張。中国は「自分たちの目的のために話をねじ曲げている」と非難した。

バイデン氏も、フィリピン側の主張に同調し、中国船は衝突時に「危険で不法な行動を取っていた」と述べた。

中国と複数の国は南シナ海の領有権を争っている。中国は長年、台湾の領有権も主張している。この一触即発の状況にある南シナ海および台湾と隣接するフィリピンは、アメリカの重要な戦略的同盟国だ。

昨年6月にフェルディナンド・マルコス・ジュニア氏がフィリピンの大統領に就任し、アメリカとの同盟関係を強化して以降、フィリピン当局は南シナ海での中国の行動により積極的に対抗している。

現政権は、親中派だった前政権の立場を一転させた外交政策を取っている。ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領は、南シナ海における中国の侵略行為に十分な対抗措置を取っていない批判されていた。

参考文献・参考資料

バイデン氏、南シナ海で攻撃あれば「フィリピンを防衛」 中国船との衝突めぐり警告 (msn.com)

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