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政治講座ⅴ1134「棒切れを振り回しながら駄々こねする中国」

 図体が大人でありながら、幼児性を見せる中国、GDP世界2位でありながら、まだ「中国は発展途上国」と「先進国入りを拒む」中国の駄々こね。「中国は発展途上国」を主張して近年まで日本からODAの開発支援援助を受けながらすべて軍事費に使い人民の生活向上には使われなかった。そして「発展途上国」の最恵国待遇を未だ求めている浅ましさ。そして、G20に不参加などとだだをこねる。時には図体にものを言わせて隣国に脅威を与え、大国としての責務(先進国)を果たすことを頑なに拒む幼児性は笑止千万の何物でもない。戦狼外交は幼児性の表れであろう。無礼にも程がある。
今回はそれらの報道記事を紹介する。

     皇紀2683年6月4日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司


国防長官演説に反発=対話中断は「米側に責任」―中国

昨日 18:29

 アジア安全保障会議のためシンガポール入りしている中国代表団は3日、メディアの取材に応じた。中央軍事委員会統合参謀部の景建峰副参謀長(中将)は、オースティン米国防長官の演説に関し「何度も中国を非難しており、断固反対だ」と反発した。共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)が伝えた。

 オースティン氏が訴えた米中両軍の対話再開に絡み、景氏は「両軍関係が困難に直面している責任は米側にある」と主張。「意思疎通は相互尊重に基づくべきだが、米側は交流を呼び掛けながら中国の利益を損ねている」と非難した。 

「台湾海峡で紛争なら壊滅的」 米国防長官、会談応じない中国に懸念

朝日新聞社 によるストーリー • 昨日 19:00

アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で演説する米国のオースティン国防長官=2023年6月3日、シンガポール、加藤あず佐撮影© 朝日新聞社

 「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」(英国際戦略研究所主催、朝日新聞社など後援)で3日、オースティン米国防長官が演説した。「台湾海峡で紛争があれば壊滅的だ」と地域の安定の必要性を訴えた上で「中国が(米中)両軍の危機管理に向けたよりよい仕組みについて、真剣に取り組んでこなかったことを深く懸念する」と述べた。

 シンガポールでの今回の会議にあわせて米側が提案した米中国防相会談に応じなかった中国側を改めて批判するものだ。ただ、中国の姿勢が「近く変わることを望む」と期待感もにじませ、対話への意欲を強調した。

 英紙フィナンシャル・タイムズは2日、複数の米当局者から提供された情報をもとに、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が5月、秘密裏に中国を訪問していたと報じた。米政権が偶発的な衝突を避けるため、中国側との意思疎通に前向きであることを改めて示す狙いがうかがえる。

中国とインドが互いに「記者追放」 領土問題の対立激化で取材記者はゼロに

カシミール地方で開催されたG20関連の国際会合では中国が欠席した=5月23日、スリナガルで(AP)© 東京新聞 提供

 【北京=石井宏樹、バンコク=藤川大樹】中国とインドが、それぞれ自国に駐在する報道記者向けのビザ(査証)の更新を拒否し、両国の取材記者が不在になる異常事態になっている。中印は国境地帯の領有権を巡る紛争が続き、領土問題の対立激化が記者を締め出す外交問題に発展した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、インドで最後の駐在記者になっていた中国国営メディアの記者2人に対し、インド当局が5月にビザ更新を拒否したため、中国人記者はいなくなった。

 一方、中国内には今年1月時点でインド人記者4人が駐在。中国当局は対抗措置として4月に中国外に出ていた記者2人の入国を認めなかった。ほかの記者は中国内にとどまるものの、取材活動に必要な資格は取り消されたという。

 入国を認められなかったインド人記者は交流サイト(SNS)に「北京に残るインド人記者は1人だけ。残念ながらもうすぐゼロになる」と投稿した。

 中国政府はインドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州を「蔵南」(南チベット)と称して領有権を主張。4月から州内で漢字表記の地名を使い、行政の管轄権を発表したため、インド側が猛反発していた。

 インド側は5月末、パキスタンとの係争地である北部カシミール地方のスリナガルで20カ国・地域(G20)関連の国際会合を主催しており、中国側は係争地での会合開催に抗議して欠席していた。

 中国外務省の毛寧(もうねい)副報道局長は記者会見で「中国メディアの記者は長年、インドで差別的な扱いを受けてきた」と批判し、「中国も適切な対抗措置を取らざるを得ない」と「記者追放」を正当化した。

 中印間では2020年6月に北部の係争地で大規模な軍同士の衝突が発生し、殴打や投石などでインド兵20人、中国兵4人が死亡。その後も衝突を繰り返し国境周辺の緊張が続いている。5月末に両国で国境に関する協議が行われたが、インドメディアによると大きな進展はなかった。

米カナダ軍艦が台湾海峡通過=中国空母に対抗か

米海軍のミサイル駆逐艦「チャンフーン」=2015年11月、太平洋上(AFP時事)© 時事通信 提供

 【シンガポール、北京時事】米軍は3日、海軍第7艦隊のミサイル駆逐艦が同日、カナダ海軍のフリゲート艦と共に台湾海峡を通過したと発表した。5月下旬に中国の空母が台湾海峡を通過したばかりで、これに対抗する狙いがあるとみられる。

 通過したのは米軍の「チャンフーン」とカナダ軍の「モントリオール」。米軍は声明で「自由で開かれたインド太平洋に対する米国と同盟国・友好国の責務を示すものだ」と説明した。

 中国軍東部戦区は報道官談話で「(両国は)台湾海峡で故意にもめ事をつくり出し、台湾独立勢力に誤ったシグナルを発した」と反発。「必要な全ての措置を講じ、挑発に対処する」と警告した

米中、埋まらぬ溝露呈=国防相会談見送りで非難合戦―アジア安保会議閉幕

 【シンガポール時事】シンガポールで開かれていたアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)は4日、閉幕した。最大の焦点だった米中関係を巡り、双方は国防相会談見送りの責任を互いになすりつける非難合戦を展開。埋まらぬ溝を露呈し、軍同士の対話再開への道のりの険しさを印象付けた。

 「中国は米国と新型の大国関係の構築を模索してきた。米側が誠意を見せなければならない」。中国の李尚福・国務委員兼国防相は4日の演説でこう強調し、ロシアからの兵器調達に関連して自身を制裁対象に指定している米国を批判した。

 米国防総省によると、米国は安保会議に合わせて国防相会談を打診したが、中国が拒否した。オースティン米国防長官は前日の演説で「対話はご褒美ではない。必須のものだ」と制裁解除を会談の条件に掲げる中国をたしなめたが、李氏は演説でこれに直接反論した格好だ。 

中国国防相「米中対立は世界に耐えがたい苦痛になる」と関係改善を呼びかけ

テレ朝news によるストーリー • 

中国国防相「米中対立は世界に耐えがたい苦痛になる」と関係改善を呼びかけ© テレビ朝日

 中国の李尚福国防相はシンガポールで開かれているアジア安全保障会議で演説し、アメリカとの激しい対立は「世界にとって耐えがたい苦痛になる」と指摘しました。

 李国防相は4日の演説で、ここ数年の中国とアメリカの関係が「国交樹立以来の低空飛行を続けている」との認識を示しました。

 そのうえで、両国の激しい対立は「世界にとって耐えがたい苦痛になる」と述べ関係改善の必要性を訴えた一方、「アメリカ側が誠意を見せるべきだ」とも主張しました。

 また、台湾問題を巡っては「平和統一のために最善を尽くすが武力行使の放棄は約束しない」と述べたうえで、「中国軍はどんな相手も恐れずいかに大きな対価を払っても国の主権と領土を断固として守る」と牽制(けんせい)しました。

緊迫の台湾情勢巡り中国が強硬姿勢崩さず 米国も一方的行動を批判、確執深める両国 衝突避ける機会の模索も

 アジアや太平洋地域の国防相、安全保障担当者らがシンガポールに一堂に集うアジア安全保障会議(シャングリラ会合)は4日、閉幕した。中国の李尚福(りしょうふく)国務委員兼国防相は同日、米中関係について「激しい衝突が起きれば、世界には耐え難い痛みになる」と演説。米中は台湾問題で確執を深め、今会合での国防相会談は見送られたが、国防トップは対立の過熱を避けるため対話の重要性も口にした。(北京・石井宏樹、ワシントン・吉田通夫)

◆「武力行使の放棄は決して約束しない」

シンガポールで4日、演説の前に敬礼する中国の李尚福国防相=AP© 東京新聞 提供

 李氏は台湾問題に関し「中国は(台湾を)統一しなければならず、必ず統一する」と述べ、「武力行使の放棄は決して約束しない」と強硬姿勢を崩さなかった。さらに「台湾を中国から分裂させようとすれば、中国はいかなる相手も恐れず、どんな代価を払っても主権と領土を守る」と演説し、台湾の蔡英文(さいえいぶん)政権と後ろ盾のバイデン米政権を強い口調でけん制した。

 米海軍のミサイル駆逐艦チャンフーンとカナダ海軍の艦艇が3日、台湾海峡を通過。米インド太平洋軍によると、中国軍艦が約140メートルまで急接近し、チャンフーンは衝突回避のため減速したという。米軍は声明で、この危険行為について「国際水域を安全に航行するルールに違反する」と非難し、緊迫する台湾情勢を改めて示した。

◆対中包囲網の強化を各国に働きかけ

アジア安全保障会議で3日、演説するオースティン米国防長官=AP© 東京新聞 提供

 オースティン米国防長官は3日の演説で「米国は台湾の現状維持に深く関与している」と語った上で、台湾海峡での一方的な行動を批判した。オースティン氏は各国の国防相らと相次いで会談し、中国の脅威を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現と、台湾海峡の安定の重要性について意見交換し、対中包囲網の強化を働きかけた。

 今回は米中の国防相会談が実現するか注目されていたが、中国側が会談を拒否した。オースティン氏と李氏は2日の夕食会で同席し握手したものの「実質的なやりとりはなかった」(米国防総省)という。

 中国側は会談の条件に米国による李氏への制裁解除を要求し、バイデン大統領も検討を示唆したが、米議会の反発を考慮して解除できなかった。米中とも国内で「弱腰」と見られることを恐れ、強気の姿勢を貫いたことで貴重な対話の機会を逃す結果となった。

◆オースティン氏「話し合うべき時」 中国側も緊張緩和呼びかけ

 一方、米中ともに関係悪化による偶発的な衝突を避ける機会を探っている。

 オースティン氏は演説で中国の脅威に触れつつも「競争を紛争に発展させてはならない」とし、「今こそ話し合うべき時だ」と対話を求めた。李氏も4日の演説の最後に米中関係に言及。米側に誠意を求めながら「大国として大局を考慮し、交流と協力で意見の相違を乗り越え、各国の期待に応えるべきだ」と緊張緩和を呼びかけた。

 米国務省はクリテンブリンク次官補(東アジア・太平洋担当)が4日から北京を訪問すると発表。国家安全保障会議(NSC)のサラ・ベラン上級部長(中国・台湾担当)も同行し、偵察気球問題で延期されたブリンケン国務長官の訪中に向け調整するとみられる。

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参考文献・参考資料

国防長官演説に反発=対話中断は「米側に責任」―中国 (msn.com)

「台湾海峡で紛争なら壊滅的」 米国防長官、会談応じない中国に懸念 (msn.com)

中国とインドが互いに「記者追放」 領土問題の対立激化で取材記者はゼロに (msn.com)

米カナダ軍艦が台湾海峡通過=中国空母に対抗か (msn.com)

米中、埋まらぬ溝露呈=国防相会談見送りで非難合戦―アジア安保会議閉幕 (msn.com)

中国国防相「米中対立は世界に耐えがたい苦痛になる」と関係改善を呼びかけ (msn.com)

緊迫の台湾情勢巡り中国が強硬姿勢崩さず 米国も一方的行動を批判、確執深める両国 衝突避ける機会の模索も (msn.com)

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