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政治講座ⅴ1372「中国の生体臓器移植で肝臓を抜き取られた女性の悲痛の遺言」

聞くも涙、語るも涙「助けて」腎臓を抜き取られた女性 命がけの”遺言”の中国の生体臓器移植の臓器狩りの話である。ナチスドイツで行われた大虐殺(ホロコースト)と同じことが中国で繰り返されているのである。この世の事と思われない事が平然と中国で行われているのである。社会主義や共産主義は暴力革命を標榜して政権を取ったので、従来からの基本的人権には無関心のようである。「共同富裕」とのたまっているようであるが、言ってることとやっていることは真逆である。むごい話である。必ず、天罰が下るであろう。
今回は「生体臓器移植の臓器狩り」の報道記事を紹介する。

蛇足:中国のジェノサイドについては紙面に記載できない程あるが、
以前にもブログ掲載したが、「広西虐殺」をご存じであろうか。広西虐殺とは、文化大革命中に広西チワン族自治区で発生した虐殺人肉食である。殺害の方法には、斬首、殴打、生き埋め、石打ち、溺死などが含まれる。中国本土での公式の死者数は10万人から15万人。 虐殺と共に大規模な人肉食武宣県と武鳴区を含む多くの郡で起こった.
中国共産党はこのような大虐殺(ホロコースト)で恐怖をあたえ、解放と称して、武力(虐殺・人肉食)で生命・財産(不動産・動産)・基本的人権を略奪して、作った国が中華人民共和国なのである。
このように国家の上に立つのが中国共産党なのである。

     皇紀2683年9月20日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

中国臓器狩り

「助けて」腎臓を抜き取られた女性 命がけの”遺言”…中国の医師が記録

手術室の模様、参考写真(Jafaar Ashtiy/AFP/GettyImages)

佐渡道世, 神木修一 2023/09/17 更新: 2023/09/17

米ニューヨーク拠点のNGO団体、法輪功迫害追跡調査国際組織(追査国際、WOIPFG)は中国における臓器の強制摘出に関する新たな文書を公表した。黒竜江省ハルビン市の軍病院で腎臓を摘出された法輪功学習者の女性の「遺言」や、彼女の遺体処理に携わった医師の証言を記録している。

元中国軍医でハーバード大学医学部にも研究員として席を置いたWOIPFG代表の汪志遠博士は、複数の有志者の協力を得て、この臓器摘出事件の証拠収集、整理、分析を2年以上かけて行なった。この結果、信頼性が高いものと判断して、今年7月17日、犠牲となった女性や医師の発言記録を公開した。

臓器摘出された女性 最期の言葉を録画

今回発表された文書は、黒竜江省ハルビン市の法輪功学習者、張秀琴さん(46歳、女性)の身に起きた出来事を中心に作成された。亡くなる直前の模様を映した映像と、それを撮影した中国の医師の証言を含む。

それによれば、張さんは90年代から法輪功を修煉しており、共産党政権による迫害政策開始以降は何度も連行や収監に遭っていた。18年の年末に再び拘束され酷い拷問を受け、19年4月28日、張さんは人民解放軍聯勤保障部隊第962病院(旧称:人民解放軍第211病院)感染症科でひとつの腎臓を摘出された。

生死の境の中で、張さんは自分の遺体処理を担当する医師服をつかみ、助けを求めた。その医師は、張さんに服をつかまれたときのことをこう振り返る。

「私は驚いた。臓器を摘出されて手術台に横たわっている人が、まだ生きていたのだ。彼女は、腎臓を一つ摘出されていた」「手術の後も縫合されておらず、生きていることは不可能な状態だ。誰も彼女が生きているとは思わなかった。彼女は『助けて』とだけ言うと、再び昏睡状態に陥った

使命感からか、医師は張さんを備品を保管する地下室に運び入れ、ブドウ糖や鎮痛剤などを注射し、傷口を縫合したという。しかし、容態は絶望的だった。しばらく様子をみていると、張さんは再び目を覚ました。

もう助けることはできない」と医師が張さんに告げると、張さんは自分の最期の言葉をビデオで撮影するよう医師に頼んだ自分の受けた境遇の全てを多くの人に知らせてほしい、力を貸してほしいと願ったという。

「そんなことはできない」と医師は拒んだ。沈黙したのち、張さんは自身が法輪功を学んでいること、共産党がどのように彼らを迫害し、収容所内の虐待や拷問によって多くの人々が苦しめられているかを語り始めた。最初は緊張と恐怖のあまりに話を聞いていることはできなかったが、張さんの強い願いに心を打たれ、医師は撮影の求めに応じた。

彼女は善悪の報い、人類の未来、生命の意義、中国共産党からの脱退などについて語り、共産党による悪をおおやけにするよう望んだ。もし誰も邪悪に立ち向かう勇気がなければ、私たちの子孫はずっと抑圧され続ける、と彼女は話した」ーー医師は当時のことを振り返る。

その映像から書き出した張さんの「遺言」が、WOIPFGの文書に記されている。

あなたがこの映像を見る頃には、私はもう生きていないでしょう。私は法輪功の弟子で、中国共産党に迫害され、生きたまま臓器を摘出されて絶命するのです。
名前は張秀琴です。今朝ここに連れてこられ、片方の腎臓を強制的に摘出されました。ご覧の通り、まだ生きています。これこそ、悪の党が決して認めない臓器狩りです。
私とともに拘束された数十人は、次々と(どこかへ)連れて行かれ、行方が分からなくなっています。生きたまま臓器を奪われた法輪功学習者の数は、もう数え切れません。
このような邪悪で人間性のない犯罪は、一刻も早く暴露しましょう! 全ての罪がこれ以上つづかないように! 
罪もない人々が信仰のために虐待され、虐殺されることがないように! 私の死が、世界の人々の良心を目覚めさせることを願います!

次回の記事では、張秀琴さんや医師の証言から中国の移植病院による臓器狩りスキームを読み解いていく。


中国臓器狩り

「中国の病院地下室、常に十数人いた」医師や生き証人が語った“臓器狩りの巣窟”とは

湖北省武漢市内の病院の手術室、2020年3月撮影。参考写真(Photo by STR/AFP via Getty Images)

佐渡道世, 神木修一

2023/09/17

更新: 2023/09/17

米ニューヨーク拠点のNGO団体である追査国際WOIPFG)は、中国における臓器の強制摘出に関する新たな文書を公表した。そこには法輪功学習者による命懸けの訴えが細かに記録されていた。

強制的な臓器摘出の犠牲となったハルビン市の張秀琴さんは、生死のはざまで、これまで省政府や北京へと法輪功迫害停止のため陳情に赴いたこと、連行され労働教育を強いられたこと、家族が受けた嫌がらせなどを詳細に語った。

遺体処理担当の医師は張さんの求めに応じ、明け方まで彼女の最後の言葉を映像に記録した。その後、張さんから知らされた2件の住所へと記録を届けたという。最終的に、2020年までにWOIPFGがこの命掛けの情報を入手した。

WOIPFGは、中国共産党の法輪功迫害がまだ続いているため、映像に映る関係者たちの安全を考慮し、現在は公開を見送っている

臓器狩りの巣窟

WOIPFGは、張秀琴さんの遺体処理を担当した医師が勤務していた人民解放軍聯勤保障部隊第962病院(旧称:第211病院)感染症科は「臓器狩りの巣窟」であったとみている。

張さんの発言によれば、彼女は死亡する前、健康診断を経て病院の地下室に収容されていたが、そこには常に十数人の法輪功学習者が収容されていた彼女らは不定期にどこかへ連れ出され、そのまま戻ってこない数日後には新しい法輪功学習者が入室するといった状態が続いていたという。

医師は証言のなかで、臓器狩りの証拠隠滅のため、この感染科は選ばれた可能性があると語っている。「第211病院感染科はそもそも手術後の遺体の処理をすること、つまり密封して滅菌した後、直接火葬することが義務付けられている」「非常に密かに行われ、証拠隠滅に都合がいい

公開情報によれば、第962病院は臓器移植事業を行なっているとの説明はない。また、張さんの遺体の処理をした医師が、臓器移植を担当した医師が同病院の医師ではなく、毎回同じでもないと語っていることから、複数の病院がこの事件に関与している可能性がある。

中国政府は15年臓器移植のために死刑囚の臓器を使用することをやめると宣言し、市民の無償提供が臓器移植の唯一の提供元だと述べた。しかし、張さんの事件は19年4月に起きている。こうしたことから、WOIPFGは中国共産党が「無実の囚人」からの強制的な臓器摘出をいまなお続けていることを改めて証明していると指摘する。

WOIPFGは十年以上にわたり、法輪功学習者への迫害に関与した加害者について系統だった調査を実施している。調査員の電話取材による強制的な臓器摘出に関わる医師や医療従事者、共産党幹部らの発言記録を音声や文章で公開している。

2023-09-17

黒竜江省ハルビン市の軍病院で腎臓を摘出された法輪功学習者の女性の「遺言」や、彼女の遺体処理に携わった医師の証言を記録している。

中国臓器狩り

「助けて」腎臓を抜き取られた女性 命がけの”遺言”…中国の医師が記録

手術室の模様、参考写真(Jafaar Ashtiy/AFP/GettyImages)

佐渡道世, 神木修一

大紀元 2023/09/17  更新: 2023/09/17

 米ニューヨーク拠点のNGO団体、法輪功迫害追跡調査国際組織(追査国際、WOIPFG)は中国における臓器の強制摘出に関する新たな文書を公表した。黒竜江省ハルビン市の軍病院で腎臓を摘出された法輪功学習者の女性の「遺言」や、彼女の遺体処理に携わった医師の証言を記録している。

元中国軍医でハーバード大学医学部にも研究員として席を置いたWOIPFG代表の汪志遠博士は、複数の有志者の協力を得て、この臓器摘出事件の証拠収集、整理、分析を2年以上かけて行なった。この結果、信頼性が高いものと判断して、今年7月17日、犠牲となった女性や医師の発言記録を公開した。

臓器摘出された女性 最期の言葉を録画

今回発表された文書は、黒竜江省ハルビン市の法輪功学習者、張秀琴さん(46歳、女性)の身に起きた出来事を中心に作成された。亡くなる直前の模様を映した映像と、それを撮影した中国の医師の証言を含む。

それによれば、張さんは90年代から法輪功を修煉しており、共産党政権による迫害政策開始以降は何度も連行や収監に遭っていた。18年の年末に再び拘束され酷い拷問を受け、19年4月28日、張さんは人民解放軍聯勤保障部隊第962病院(旧称:人民解放軍第211病院)感染症科でひとつの腎臓を摘出された。

生死の境の中で、張さんは自分の遺体処理を担当する医師の服をつかみ、助けを求めた。その医師は、張さんに服をつかまれたときのことをこう振り返る。

「私は驚いた。臓器を摘出されて手術台に横たわっている人が、まだ生きていたのだ。彼女は、腎臓を一つ摘出されていた」「手術の後も縫合されておらず、生きていることは不可能な状態だ。誰も彼女が生きているとは思わなかった。彼女は『助けて』とだけ言うと、再び昏睡状態に陥った」

使命感からか、医師は張さんを備品を保管する地下室に運び入れ、ブドウ糖や鎮痛剤などを注射し、傷口を縫合したという。しかし、容態は絶望的だった。しばらく様子をみていると、張さんは再び目を覚ました。

「もう助けることはできない」と医師が張さんに告げると、張さんは自分の最期の言葉をビデオで撮影するよう医師に頼んだ。自分の受けた境遇の全てを多くの人に知らせてほしい、力を貸してほしいと願ったという。

「そんなことはできない」と医師は拒んだ。沈黙したのち、張さんは自身が法輪功を学んでいること、共産党がどのように彼らを迫害し、収容所内の虐待や拷問によって多くの人々が苦しめられているかを語り始めた。最初は緊張と恐怖のあまりに話を聞いていることはできなかったが、張さんの強い願いに心を打たれ、医師は撮影の求めに応じた。

「彼女は善悪の報い、人類の未来、生命の意義、中国共産党からの脱退などについて語り、共産党による悪をおおやけにするよう望んだ。もし誰も邪悪に立ち向かう勇気がなければ、私たちの子孫はずっと抑圧され続ける、と彼女は話した」ーー医師は当時のことを振り返る。

その映像から書き出した張さんの「遺言」が、WOIPFGの文書に記されている。

あなたがこの映像を見る頃には、私はもう生きていないでしょう。私は法輪功の弟子で、中国共産党に迫害され、生きたまま臓器を摘出されて絶命するのです。
名前は張秀琴です。今朝ここに連れてこられ、片方の腎臓を強制的に摘出されました。ご覧の通り、まだ生きています。これこそ、悪の党が決して認めない臓器狩りです。
私とともに拘束された数十人は、次々と(どこかへ)連れて行かれ、行方が分からなくなっています。生きたまま臓器を奪われた法輪功学習者の数は、もう数え切れません。
このような邪悪で人間性のない犯罪は、一刻も早く暴露しましょう! 全ての罪がこれ以上つづかないように! 
罪もない人々が信仰のために虐待され、虐殺されることがないように! 私の死が、世界の人々の良心を目覚めさせることを願います!

佐渡道世

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。


中国の臓器収奪ビジネスを告発 「知らなかったと曖昧な態度を取る時期は終わった」イーサン・ガットマンさん

2023年3月20日 18時03分

<この人> イーサン・ガットマンさん(64) 

イーサン・ガットマンさん=東京都台東区で

 中国政府による「良心の囚人(無実の受刑者ら)」からの「生体臓器摘出ビジネス」の問題を告発した著書「臓器収奪-消える人々」(鶴田ゆかりさん訳)のPRのため、3月上旬に来日した。

 父親はユダヤ系米国人。心理学者の両親の影響でナチスのホロコーストへの認識と虐げられた人々への理解を深め、それが自身の調査ジャーナリズムの礎となった。

 良心の囚人とは、中国当局が反体制とみなす気功集団「法輪功」やチベット族、イスラム教徒のウイグル族などの人々。2007年から弾圧の被害者や囚人の殺害と臓器摘出に関与した警察官、医師、看護師ら100人以上を面接して調査し「証言を世に伝える義務がある」と語る。

 中国政府は15年に死刑囚からの臓器摘出の停止を発表。
だが「いまもウイグルの人々が犠牲となっている。中国の臓器ビジネスの大きな収入源は日本だ」と指摘する。

 中国への移植ツーリズムを規制する動きが欧米や台湾、韓国に広がっている。「知らなかったと曖昧な態度を取る時期は終わった。中国への移植ツアーのパイプを断つ時が来ている」(阿部博行)

【関連記事】アメリカが中国のウイグル弾圧を「ジェノサイド」と批判 国務省が人権侵害報告

中国の臓器提供数と移植手術件数がいずれも世界第2位に


人民網日本語版 2019年10月10日15:33

国家衛生健康委員会が北京で9日に発表した2018年「国家医療サービス・品質安全報告」(以下、報告)によると、中国の臓器提供数と移植手術件数はいずれも世界で第2位、アジアで首位であることが明らかになった。

報告の概要は以下のとおり。

2018年末の時点で、全国には106ヶ所の臓器獲得機関(OPO)があり、臓器提供数は5万2千件を上回った。このうち、2018年に国民の死亡後に臓器が提供されたケースが6302件、実施された臓器移植手術は2万201件、臓器移植の87.97%は、死亡した人々からの提供となっており、12.03%は家族からの生体移植だった。

現在、世界的に行われている臓器移植手術は中国でも全て実施されており、肝臓や心臓、肺移植など多くの単臓器の移植件数は世界トップレベルにあり、心蔵/肺、すい臓/腎臓など複数臓器の移植手術も国際レベルに達している。また、自家肝移植技術、出血量抑制肝移植技術、子供の肝移植、腎臓移植技術などの一部臓器移植技術は、世界をリードしている。

移植後の生存率といった質に関する指標は、すでに国際レベルに達しており、一部指標では国際レベルをはるかに上回るまでとなった。
2018年、中国で行われた肝臓移植手術件数は6272件、2015年(2620件)比139%増加した。腎臓移植手術件数は1万2948件で2015年(7040件)比84%増。心臓移植手術件数は487件で2015年(279件)比75%増、かつ術後30日後の生存率は93.9%と、国際平均レベル(90.4%)を上回っている。肺移植手術件数は403件で2015年(118件)比241%増加した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年10月10日

ユダヤ人はなぜ、ナチス・ドイツの標的にされたのか

2017年09月23日 公開
2022年06月16日 更新

9月23日 This Day in History

アウシュヴィッツ強制収容所で、ナチス・ドイツが初めてのガス室実験

今日は何の日 1941年9月23日

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所

1941年9月23日、ポーランド南部アウシュヴィッツにナチス・ドイツが設けた強制収容所において、初めてガス室実験が行なわれたとされます。ユダヤ人を虐殺した惨劇として知られます。今回は、なぜユダヤ人がナチスの標的となったのか、また日本とユダヤ人との関わりについて、少し紹介してみます。

ヨーロッパにおけるユダヤ人迫害は、実はナチス・ドイツに始まるものではありません。いわゆる「反ユダヤ主義」は宗教の問題に根ざすもので、イエス・キリストの死後まもなく始まりました。そもそもキリスト教はユダヤ教に起源を持ちますが、その後分離し、キリスト教徒はイエス・キリストを救世主として認めなかったユダヤ人を蔑みました。またイエスが磔にされた責任もユダヤ人にあるとします。

やがてキリスト教がヨーロッパに広がる中、ユダヤ人は「キリスト教を冒涜する存在」として、人々から憎まれました。 職業も自由に就くことができなくなり、やむなくキリスト教徒が嫌がる金融業に従事し、そのためさらに、キリスト教徒から蔑まれていきます。こうした「反ユダヤ主義」は20世紀に入っても根強く存在しました。それを先鋭化させたのが、第一次大戦の敗北で国家が破綻したドイツを、強力な国家へ変えることを謳って頭角を現わした国民社会主義ドイツ労働者党、すなわちナチス党首アドルフ・ヒトラーです。

ヒトラーはユダヤ人を排除する政策を次々と打ちました。その狙いの一つは、明確な敵を作ることによって、ドイツ国民を一つにすることにあります。またヒトラーは「優生学」に関心を持ち、「優性民族」のアーリア人こそがドイツを支配し、ヨーロッパを統一すべきと考え、「劣等民族」のユダヤ人を迫害、国外に追放することを目指しました。

1938年11月、パリのドイツ大使館で、書記官がユダヤ人青年に射殺されました。 家族をナチスに迫害された恨みを晴らすためのものでしたが、この報せにドイツ国民は激怒し、国内のユダヤ教会堂やユダヤ人商店を襲撃し、90人以上のユダヤ人が殺害されます(水晶の夜事件)。ドイツ国内のユダヤ人追放が加速する中、翌年、ドイツはポーランドに侵攻しました。第二次大戦の始まりです。

ところがポーランドには、200万人以上のユダヤ人が暮らしていました。彼らを追放することは物理的に不可能であり、ナチスは方針を変えて、彼らを強制居住区「ゲットー」に隔離します。「居住区」とはいえ、ユダヤ人の身の安全は保障されておらず、外部との出入りを禁じられて強制労働に従事させられ、さらに極端に少ない食糧しか与えられず、多くの人々が命を落としました。その後、ドイツは1941年6月にソ連に侵攻、ゲットーのユダヤ人をソ連などの東方に追いやろうとしますが、戦線膠着のため頓挫。そこでユダヤ人を追放、隔離ではなく、「処理」することへ方針を転じます。アウシュヴィッツに代表される「絶滅収容所」の登場でした。

絶滅収容所」は文字通り虐殺のための施設で、主にガスによる大虐殺(ホロコースト)が行なわれていきます。他にも餓死、銃殺刑、絞首刑などが行なわれました。第二次大戦中、総計およそ600万人のユダヤ人がナチスに命を奪われたといいます。ドイツと、ほぼ時を同じくしてソ連がポーランドに侵攻、ユダヤ人たちは必死に国外逃亡を図りました。そのうち北のリトアニアに向かった彼らが目指したのは、日本領事館です。

日本人はユダヤ人に対して何の偏見も持たず、むしろ日露戦争で、ユダヤ人資本家シフが戦時国債を購入してくれたことに感謝していました。 また第一次大戦後のパリ講和会議で、「人種差別撤廃条項」を提案した世界で唯一の国が日本です。日本人もまた、アメリカが排日移民法で日本人を排斥するなど、差別の対象とされていました。いわば日本人にとってユダヤ人は、親近感のわく存在でもあったのです。ただしこの時期、ソ連の共産主義に対する警戒から、日本はドイツと接近しており、あからさまなドイツの政策に反対する行為は、国として判断が難しい部分がありました。そうした中で、ポーランドからリトアニアに押し寄せたユダヤ難民が求めるビザ発給に対し、苦悩しつつも決断を下したのが、リトアニア領事代理の杉原千畝なのです。

蛇足の追伸:吾輩は杉原千畝の映画を見て涙した。
時代は変わって、現代でも中国共産党による残虐な生体臓器移植が行われている。それには涙と同時に怒りさえ感じる。「天滅中共」という恨みと呪いを「元」通貨・紙幣に落書きされたものが流通していた。人民の恨みが窺い知れるのである。「天は中国共産党を滅ぼす」ことになるであろう。人民の願いが叶うことを祈る。どんとはれ!

参考文献・参考資料

「助けて」腎臓を抜き取られた女性 命がけの”遺言”…中国の医師が記録 | 臓器狩り | 臓器移植 | 汪志遠 | 大紀元 エポックタイムズ (epochtimes.jp)

黒竜江省ハルビン市の軍病院で腎臓を摘出された法輪功学習者の女性の「遺言」や、彼女の遺体処理に携わった医師の証言を記録している。 - パルデンの会 (hatenablog.com)

中国の臓器収奪ビジネスを告発 「知らなかったと曖昧な態度を取る時期は終わった」イーサン・ガットマンさん:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

中国臓器狩り | 大紀元 エポックタイムズ (epochtimes.jp)

汪志遠 | 大紀元 エポックタイムズ (epochtimes.jp)

「中国の病院地下室、常に十数人いた」医師や生き証人が語った“臓器狩りの巣窟”とは | 張秀琴 | 追査国際 | WOIPFG | 大紀元 エポックタイムズ (epochtimes.jp)

中国の臓器提供数と移植手術件数がいずれも世界第2位に--人民網日本語版--人民日報 (people.com.cn)

ユダヤ人はなぜ、ナチス・ドイツの標的にされたのか | WEB歴史街道 (php.co.jp)

広西虐殺 - Wikipedia

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