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【手品でハトを使う理由】

おはようございます。手品といえばハト。
みたいなところがありますよね。
良くハト出してよ と無茶振りされます。
そんな急には出ません。
あまりによく言われるので電動のハトなら持ってます。電池で動きます。(シュール

ちなみに超余談ですが、
一般的に公園などで、よく目にするハトは
「土鳩(ドバト)」、または「カワラバト」と呼ばれる鳩で、

↑よく公園にいるやつ。

マジシャンが出す真っ白い鳩は
「銀鳩(ギンバト)」と呼ばれるハトです。

余談です。

本題ですが、
手品で鳩をよく使うのには理由があって、
①懐きやすい鳥だと言うこと。
②パッと羽を羽ばたかせる時に観客の視線を釘付けに出来るから。
この②が大事なヤツですね。

その間に次の段取りが出来る。つまり、
マジックをしている最中に他のマジックの準備をするために、目立つ演出をしてるんすね。

前回書いたミスディレクションと言う話です。


ちなみに動くものというと「危険なもの」か「食べ物」だったので、脳が自動的に反応するという人間が古来からもつ習性なので
大抵の人はこの演出からは逃れられません。

危険なものは例えば炎、光(雷etc..)、天敵の動物などなど。自分の身を守るために本能的に見る性質が備わってますね。

食べ物は狩猟時代に食糧確保という意味で、自分が生存するために動いているものを見つける能力というのが必要でしたね。


人は動くものに気をとられると言う心理を使うなら、
プレゼンの時や説明に緩急を付けたいときに
効果音や身体の動きをつけたり、movieを使うとか。
そんな応用も出来ますかね。

多分上手な人は無意識にやっている人も多いはず。
そんなことにも応用出来るマジックの基礎知識でした。


追伸:昔マジック用のハトさんを飼っていたのですが、毎日頼んでもいないのに朝4時に目覚ましをしてくれました。

では。