辻文旦

流れ着くかもしれないラブレター。

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最近の記事

笑止千万の思い出  #2全部ノリ編

 第二回じゃん。私は第二回をやって満足することが圧倒的に多いので、このシリーズは実質最終回です。お世話になりました。オラッ!さっさと中身にいくぞ!  笑止千万の第一話投稿はTumblrでした。今はページが永久に下書き状態になっています。あのページ、なかなか雰囲気あってよかったよね〜。  てかそもそも小説にする気がなかった、の話の続きなんですが、マジでノリで書き出したんですよね、笑止千万。計画性? ねーよそんなもん!  当時は今よりも社交的だったので、相互に小説書きが結構

    • 笑止千万の思い出 #1小説じゃねえ編

       古い絵でTwitterアカウントの画像欄を埋めるのも気が進まない。されどpixivに載せる絵を選出してまとめるのもだるい。じゃあどうするか?noteに書き綴っちゃえばいいじゃん!ということで古い絵と当時のあれそれのまとめ第一弾です。第二弾ほんとにやるか?知りません!書けたら書くわ。  笑止千万、最初は小説にするつもりなかったのってご存知?そうだったんだ〜。最初はコンセプトアートみたいなのだけ提示して、(一部は漫画化したいと思ってたかも)絵とか語りとかだけをTwitterで

      • 嫌いな方の祖父の話

         ひとから又聞きしたひとの話って、大体は極端で醜悪だ。  母方の祖父が今年の一月、正月過ぎに亡くなった。何歳生きたかも知らないし、亡くなったのが正月過ぎの何日だったか、ほんのこの前、母に教えてもらったのに今はもう覚えていない。物凄く薄情な孫だと思う。私は遠方に住んでいるからと理由をつけて、葬式にも出なかった。私にとって祖父は、真冬、私の知らないところで、いつのまにかぽやっと死んだことになっている。  中学生くらいまでは、毎夏、祖父母の家に帰っていた。煙草をばかばか吹かしな

        • 感想*『グランプリ・プレリュード』

           先生の描かれる命の温度が好きだ。  あべまりな先生の御本を初めて購入した。先生のスペースは西2ホールの端っこにあって、それなのに私はめちゃめちゃ迷ってからたどり着いた。スペースには既刊を含めて四冊が並んでいて、それはなんか覚えているんだけど、後から設営のお写真を見たら右のほうにお名刺もあったらしく、「貰えば良かった……!」と今になってめちゃくちゃ歯噛みしている。緊張すると途端に視野が狭くなる。  私は、恐らく半年くらい前、タイムラインに流れてきた「ジークの左手」から先生

        笑止千万の思い出  #2全部ノリ編

          感想*『Remain』

           16万いいねされた可愛い動物動画だって、私のタイムラインには流れてこないことがある。Twitterというのは、常に情報過多な上で、それなのに流れてくる情報はものすごく偏っていて、しかも見る分にはかなり受け身になりがちなツールだ。だから、どんなにバズッたツイートも、知り合いの中でなぜか自分だけは見ていなかったりする。そうすると、ものすごくタイプな絵を描くイラストレーターさんの作品が私の全く知らないところで愛されていて、けれど私には一切見つけられないことも珍しくない。  淵゛

          感想*『Remain』

          感想* 『Upside Down』 と「こちさん」の話

           ナイフを綿あめで包んだみたいな人だと思う。  はじめに。これは感想記事という体裁をとっていますが、わりあい『Upside Down』の作者さん本人の話をしています。なので、お求めになったタイプの記事ではないかもしれませんし、親交のある方は「あのひとはそんなひとではないよ」とお思いになるかもしれませんし、そもそもこういう前置きがしゃらくさいと思われるかもしれません。なので、とっとと本題に移ろうかな、と思います。  COMITIA130で新刊『Upside Down』を出さ

          感想* 『Upside Down』 と「こちさん」の話