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2020年1月の記事一覧

UC Berkeley Business Schoolからの手紙②(HRのミッションと役割)

ブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。「HRをもっと面白く」という想いで本ブログを書いております。今回は、「HRとは?」という質問に対する1つの解をシェアさせて頂きます。 突然ですが、HRは何のために存在するんでしょうか? 1. “The right person at the right place do the right things”UC Berkeleyのビジネススクールで使用されていたテキストブック「Human Resource Managemen

ツクルバ社外取締役・鈴木秀和さんに聞く、高い当事者意識で社内外の共創を実現する強い組織

2019年10月の定時株主総会で、ツクルバはLayerX CEOの福島良典さん、アトラエ取締役CFOの鈴木秀和さんのおふたりを社外取締役として迎え入れることが決まりました。 この就任を機に、両者にインタビューを実施。ツクルバとの出会いから、今後の抱負までを伺います。本記事では、ツクルバが上場を見据え始めた頃から、同じ船に乗る意識で伴走し続けてきてくれた鈴木さんにお話を伺います。 プロフィール 鈴木秀和 2005年、大和証券SMBC株式会社(現 大和証券株式会社)入社。入社

アジャイル組織を作るための5つのポイント:後編

前編では、 アジャイル組織とは何か、アジャイル組織が生まれ経緯を解説しました。 後半では、アジャイル組織を作るための5つのポイントについて解説します。 アジャイル組織の核となる真のアジリティ(機敏性)は5つのポイントすべてが適切に連携して機能している場合に可能となります。 1. 組織を通しての「北極星」(共有する目的とビジョン:コアバリュー) 2. 権限を持ったチームのネットワーク 3. 迅速な決断と学習サイクル 4. 情熱に火をつけるダイナミックな人的モデル 5. 次世

営業するときは、「営業される立場」で考えてみよう

質問箱で頂いたこちらの質問に今回は答えていきたいと思います。 個人相手から企業相手にどうやって切り替えて営業していくか。 まず普段、自分自身がどんな形で営業しているのか、これを冷静に見ていくと良いと思います。 今の自分の視点を見つめなおす企業への営業を考える前に、世の中にどんな企業があって、その中でどんな仕事をしたいかをはっきりさせる必要があります。 世の中の会社の大多数は、普段みなさんが広告や店舗などで目にするような「ToC」(対一般消費者向け)ではなく、「ToB

あいまいな「価値」にしばられない自分になりたい

「価値」にしばられることがよくある。 自分と過ごす時間に、どれだけ価値があるだろうか……と。 私ではなく、あの人と話した方が、 私が行くより、あの人が行った方が そんなことを考えると、自分から声をかけることができなかったり 一緒に何かをすることに躊躇してしまう。 自分の価値などたいしたことはないのだと、はなから決めてしまっているから。 だけど、 私が問いかけることが興味深いと、一緒に過ごす時間をつくってくれた友人がいる。 一緒に過ごした時間が楽しかったと伝えてく

SaaSモデルと4つの役割(『THE MODEL』書評)

SaaSの先駆けであるセールスフォースを日本で普及した張本人である福田氏(マケルト代表)が、SaaSのレベニューモデルを分かりやすく整理した書籍。筆者の実体験に基づいた内容で具体的なアクションプランまで示されており、SaaSに限らず、顧客体験向上と企業価値向上の両立に関する実践例を学ぶうえでお勧めです。 SaaSとはSaaSは優れたビジネスモデルであり、米国株式市場の成長を牽引しているともいわれていますが、そのすごさについてはこちらの記事をご参照ください。Salesforc