マガジンのカバー画像

スタートアップ

556
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

期待とのつき合い方

ふだんの仕事はデータ分析のコンサルタントをしている。 コンサルタントの仕事をしていると「期待(値)をコントロールする」ということを意識する時は多い。プロジェクトマネージャーとして、クライアントに品質を保証する立場の場合には特にそうだ。 コンサルタントという職業は自分の作業結果にそのまま値段がつく職業になる。いわゆる「(サービス)デリバリー」と呼ばれる職種だ。 今までに4回転職しているが、前職までは営業企画や営業、あるいは管理の仕事だった。出来上がった物を伝えたり、調べた

ホストの夜な夜な大事件―〈言語(運用)能力〉の育成を主眼にした朝の一斉読書!!―

本ブログは「朝の一斉読書―〈読み〉―言語(運用)能力等の育成」について語るブログシリーズの第1章です。今回は塾長が若年教師であった頃,(当時)文部省若手教員海外派遣団カナダチームの一員として渡加した時の話題を採録しました。ホームステイ先の教師であったホストに夜な夜な起きる出来事とは? 将又,塾長の衝撃的な〈学び〉とは? 章構成は次のとおりです。 なお,第2章以下全て仮題です。 第1章 ホストの夜な夜な大事件―The host’s nightly big incident

複数の得意分野を作ったほうが市場価値が上がる、は本当なのか

すっかり秋になりましたねー。そしてあと約2ヶ月で2019年が終わるとか...1年がほんとうにあっという間すぎてびっくりしています。 キャリアを考える際に、複数分野を掛け合わせていった方が市場価値が高い、稀少性が高くなるという話があります。一番有名なのは藤原和博さんの100万分の1の人になる方法、の話ですかね 1/100になれる分野を3つ持つと、1/100×1/100×1/100=1/1000000である、という理論です。 私も20代でこの考え方を知った時は「なるほどー、確

【価値観】あなたにとっての仕事とは何ですか?【概念を覆します】Part2

こんにちは、アスナロです。 先日の記事の続きを書いていきます。 【概要】結論:仕事とは「自分の市場価値に見合った報酬を受け取る仕組み」 理由 ①市場を選ばないと、どれだけ仕事をしても儲からない ②個人で仕事を請負、稼いでる人たちが増えてきている ③会社のネームバリューより、個人のネームバリューの方が価値を産む 先日の記事をまとめると上記になります。早速続きの②番から説明していきます。 ②個人で仕事を請負、稼いでる人たちが増えてきている 現代は、個人の価値を市場に

ブランド・レレバンスでブランドをカテゴリーで捉え直せ。その先にイノベーションがある。

ブランド・レレバンスは、ブランドをカテゴリーとの関連性で捉える見方である。   わかりやすく言うと、ブランドがカテゴリーの中でどのような位置づけとなっているか考えよう。 そして、そのカテゴリー内で新たなカテゴリーを創出するとイノベーションが起こせるぞ。という魅力的な内容なのだ。 アサヒスーパードライの投入が日本のビール市場を再定義した熾烈な戦いが続く日本のビール業界が例として挙げられている。   1970年から86年まで、キリンは市場シェア60%という圧倒的な立場にあった