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吾輩のご主人は〝天才ポンポニスト〟である。


ご主人のお尻ポンポンは、吾輩のルーティンである。



あー、コレコレ……


朝起きてポンポン


午前中にポンポン


お昼にもポンポン


午後にも何度もポンポンを要求する。


夜も夜中も、ポンポンポンポン……


寝ても覚めてもポンポンである……



ちなみに、これがポンポンしてほしいときの吾輩の目である……


吾輩とご主人のあいだには、最早、言葉など不要である……


あうんの呼吸である……



そして、このお尻ポンポンは力加減も重要である。


優しくポンポンなど、言語道断である。


もっと、力を込めて、


バシンッ!! バシンッ!!




今日も、強めでたのむ!!


とされるのがいい。


しかし、ただ力を込めればいいというものではない……


なんと説明すればいいのか、


ご主人の叩き方も、



リズミカルなタイミングも、



力の入れ具合も、



どういうわけか、ご主人にしか再現できないのである。



もう少し強めで……



もしかすると、ご主人はお尻ポンポンの天才ではないのか?



と思えるほどに、ポンポンが上手なのである。



ん〜、絶妙……



おそらく、きっと、ご主人は吾輩にポンポンをするために、


生まれてきた〝天才ポンポニスト〟である!!



あ〜、整うぅ〜……



ちなみに満足したときは、


ご主人の手に噛みつくのである!!



吾輩は、満足した。
もう、下がって良いぞ……


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