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このキッチンの床の傷は、吾輩が犯人である……。


このキッチンの床の傷は、吾輩が犯人である……。



この小さな傷痕である……


話は、ここに引っ越してきたときに、遡る……



入居して、数日が経ったころ、


キッチンにラックが設置されることになり、


そこに電子レンジなどの家電が揃えられたのだが


吾輩も新居に越してきたばっかりで、


いささか興奮していたというのもあるが、



野生の習性というか、血が騒いだというか、


悪戯心が騒いでしまい、


やってしまったのだ!!



悪気はないのである……


その日はたしか、


ご主人が仕事に出てて、留守にしていたんじゃないかと思うが、


吾輩が家に一人だったこともあり、


新居の家の中を、少しだけ探検してみたくなり、


冷蔵庫の上に乗ったり、


新設されたラックの上で遊んでみたりと、



家の中を隈なく探索していたのだ。



探索である!!


ヤバッ!! ご主人に見つかったのである!!


吾輩は関係ないのである……(口笛♪♪♪)
フー、ヒー、ヒュー(吹けてないのである……)


もちろんご主人は、その辺の吾輩の習性は熟知していたので、


事前にラックが倒れないように、


耐震予防用の突っ張り棒を設置するなど、


吾輩の悪戯対策はしていたのだが、


まさか、家電をひっくり返すとは考えていなかったようで、


吾輩が一人で留守番をしているときに、その事件は起きた!!




そう、下から3段目のラックから、トースターが落下したのだ!!



たまたま開いていたトースターの扉の上に、


吾輩が冷蔵庫からジャンプして飛び乗り、


そのまま、トースターごとフローリングに叩きつけられてしまった。


逃げるが勝ちである!!


吾輩はというと、持ち前の反射神経で、


すぐに機転を利かし、身をかわしたので


怪我などはしなかったが、


トースターはさすがにあの高さから落ちていることもあり、


扉が微妙に曲がってしまっている……



上から開くタイプの扉だったのが問題である……


当時は下から三段目のラックに置かれていたが、
その事件をキッカケに、一番下に移動されたのである……


そして、一番の問題が床にできてしまった傷痕なのだが、


これはさすがにどうにもならないみたいで、


ご主人がせっせとパテで埋めたのである……


一応、形だけの対処として、


ご主人がホームセンターで買ってきた床の補修剤で、


なんとなく目立たなくはしてくれているのだが、



退去の時の修繕費やら諸々考えると、


今から、ご主人は頭が痛いらしい……



まあ、今となっては床だけでなく、


壁紙にも、吾輩があちこちで爪とぎしているので、



吾輩の爪とぎの勲章である!!


こっちの角も、派手にやったのである!!


どちらにしても、退去のときには、


それなりの修繕費は、


覚悟しておかないといけないのである……。



これからもご主人は、


吾輩のために、頑張って稼ぐのである……



馬車馬のように働くのである!!


吾輩には関係ないである!!

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