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お菓子を食べる余白を残しておこう。


二人暮らしの、自炊生活。


彼が仕事から帰ってくる前に、晩ご飯を作り終える!というミッションを自分に課して、平日の夕方はキッチン立つ。


料理をするのはもともと好き。さらに作ることを好きにさせてくれるのは「今日も美味しい!」と言って食べてくれる人がいるから。


「今日も美味しい!」の言葉と、ニコッとした顔が見たくて、日中も暇さえあれば晩ご飯のことばかり考えている。これが生きがいってやつか、、と認識してさらにニヤける。変態だ。


いただきますから、ごちそうさまの間に、何度も美味しいと伝えてくれる。そして、お腹がいっぱいになるまで食べ、洗い物をしてくれる彼。(私は洗い物があまり好きではないから、毎日してくれる彼に感謝!)



ひと段落つくと、ニ人でゲームを始める。唯一の共通の趣味は、Switchでマリオカートをすること。オンライン対戦を小一時間ほど楽しむ。


晩ご飯を食べて間もないけど、ゲームの後はニ人でお菓子を食べるのが至福のひとときとなっている。彼が選んで買ってきたポテトチップスに手を伸ばし、パリパリと食べる。


同じお菓子を食べているという繋がりだけで、お互いスマホを触っている時もあれば、歌を歌っている時もあるし、他愛もない会話をしている時もある。


この何とも言えない幸せを味わいたくて、あえて晩ご飯は腹八分目に抑えて、お腹に余白を持たせておく。


この小さな戦略は、きっとまだバレていないはず。これからも二人のお菓子時間を楽しめますように。


一人よりも、二人がいいね。


お菓子を食べる余白を残しておこう。



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五島つぐみ|tordo
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