映画 Run./ランを見た話(AmazonPrime)
おことわり
最初にお伝えしておくと、本記事は解説もしなければ考察もしていません。
#中年の読書感想文
それでも、本作品ラストの展開が久々にハマったので、書かせてください。
10年前に読んだイニシエーション・ラブ以来の衝撃でした。
#note投稿2記事目から、半農半X関係ない記事でごめん
#本当はこっち系が書きたい人
RUN./ラン あらすじ、ネタバレ
障害をもって生まれた娘とその母の物語
不整脈。喘息。糖尿。下半身麻痺。走れない。
娘は大学受験の合格通知を待ち望む日々、母の行動に対して違和感を覚えます。
娘がこれまで治療薬として飲んでいた薬は、母が処方された薬の瓶に、娘の名前が上書きされたものだったのです。
娘はその薬を持ち出し、薬局でその詳細を尋ねると、犬用の治療薬だったことが判明します。
しかし、その場で駆けつけた母に鎮静剤を打たれ意識を失う娘。娘が目を覚ますと自身の部屋に監禁され、外から施錠されている状態でした。
母の外出中に脱出し、道端で通りがかりの男性に救助されるも、帰宅中の母に鉢合わせてしまい、男性は母に殺害されます。
娘は母の部屋に再度監禁されてしまう。
母の部屋にあったのは、幼いころに走り回る娘の写真と、娘の名前の死亡診断書。死亡時刻は出生後2時間半。そして、赤ん坊誘拐の切り抜き記事。
ここで自身の出自を悟った娘。障害は先天性のものではなく、全て母の仕業なのかと詰め寄ります。
母は、全ては大切な娘を守るためだと主張し、母が調合した薬を娘に注射しようとします。全てを忘れる薬だと。
咄嗟に娘は殺虫剤を飲み込み吐血します。大切な娘を失えば、困るのは母だと、病院へ緊急搬送させることに成功します。
一命を取り留めた娘でしたが、混乱に乗じて母により病室から連れ去られてしまいます。
病棟は、偶然にも娘が受験した大学病院のものでした。
「可能性は無限」そのスローガンを目にし奮起した娘は、母が引く車椅子から辛うじて動いた左足を車輪に噛ませ、最後の抵抗をします。
駆けつけた警官に左腕を打たれ、階段から転げ落ちる母。
それを見届ける娘の表情に安堵はなく、意外にも母の身を案ずるような不安げなものでした。
それから7年後、舞台は刑務所。
面会に訪れる娘、もちろん相手は母です。
薬の後遺症により今でも車椅子生活を余儀なくされている娘でしたが、その元凶たる母に対しては自身の日常を笑顔で語ります。
最後に娘は「来てよかった」そう言って、看守の目をくぐり抜けて持ち込んだあるものを母に見せます。
それは、かつて母が娘に与えた犬用の治療薬でした。
「大好きなママ、お薬の時間よ」
感想(備忘録的な)
以上、はじめて映画のあらすじ書いたのですが、長くなりすぎました。
まずは、なんと言ってもラストの「お薬の時間」。完全に意表を突かれました。
なんで、母親に優しくするの?しかも何回も面会に来てるせいで、看守と顔見知りになっとるやん。
クソみたいなハッピーエンドを想像してイライラしてたのですが、最後の最後にスカッとじゃぱん。一気にスキになりました。
実の母娘でないことは、なんとなく前半の雰囲気で気づいてました。
母が、娘の幼い頃のビデオ肴にワインあおるシーンあるんですけど、
こりゃビデオの方が本当の娘で、現在一緒に生活してる方は、障害の娘に近づける目的で毒盛られてるやろな、て推測できました。
#大ハズレ
#まごうことなき同一人物
#ネット民が使うエセ関西弁なに
中途半端にトリック見破った気でいたので、
娘が真相に気づいたシーンで、この映画もこんなもんか〜。と
7年後に移ったシーンで、あぁ〜、もうラスト何分しかないじゃん。
次は、当たり映画に会えるといいな〜。アマプラいい映画少ないんじゃ。
って、めちゃくちゃ油断してました。
#ワイ、高みの見物。状態
そこで、ラスト15秒。震えました。
余韻以前に震えたまんま終わらせられたのは、
冒頭紹介したイニシエーション・ラブのラスト2行以来。
本当の最後まで引っ張って、綺麗に落とされるのが、個人的に大ハマりなんでしょうね。
なんの目的で書き始めたか忘れましたが、感動した作品があればまた共有したいです。
#執筆のリハビリ
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