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成長する息子⑴~母の学び~

我が息子 現在小5は、久しぶりに遊びに行くと言って、前日からワクワクでした。
10:00の約束だったが、ゲームをしていてスッカリ忘れ、10:30になってしまった……さすがです。

慌ただしく用意を済ませ、帰りの連絡は古いスマホを持たせメールする様に伝えた。今思えば、電話番号のメモを持たせても良かったと思う。

今どきは、失礼のないように親御さんが気を使いあって暗黙のルールがふんわりあります。それに則っとって、お菓子を持たせゴミは持ち帰り、トイレは座らせる。トイレは、座るのが、もう一般的になりつつあると思いますが、汚さない1番の方法で、各家庭やっているかと思います。最低限のこのルールは子供達が来ることで泥棒が入ったかのような惨劇を起こさない為、これにより子供達の居場所が無くならないようにと思う親同士の配慮でもあります。

そうそう、慌ただしく車で送り、初めてのお宅だったので分からなく。約束の時間は過ぎていて仕方が無いので約束の場所でウロウロしていました。しばらくしたら友達がこちらを見つけてくれたので、どうにかお世話になるお宅へあがり込めたよう。

あたしは少し開放感で安価で良いものはないかと物色してから家に戻った。12時頃だった。

メール来ないな〜っと思っていたら、玄関がガラガラッと開いた。
歩いて帰ったのか……
「おかえり〜」

なんかおかしな顔で、
「コラっ」

なんか、服が汚れている……
「パスワード教えてもらえなかった」

「え?WiFiの暗号キーのこと?どうやってゲームするの?」

「そうじゃないぃ💢スマホ開く時のパスワードぉ」
と震えた声で言う。

あ、わすれた……
「ごめん。忘れた。」

……切なくなって、思わず、息子を抱きしめた。そんな親心は、そっちのけで。

「ごはん食べていいか聞きに来たの」
「来る時、走って転んだ」
と思い出し泣けてきた……
足の方を見ると右ひざのズボンが破けてる……

いっぱい我慢して頑張って帰ってきたんだね。

急に気を取り戻して、泣くのをやめ
「食べていい?」
「いいけど、他の子達は?」
「もう、食べ始めてる」

こりゃ、急ぎだな……
「そう、食べていいよ。」
「荷物は?」
「置いてきた」

そりゃ、食べる気マンマンだ……
「わかった。すぐ、送ってく」
ズボンをめくりながら、
「どうなってるか見せて」
ちょっと、赤くなってるだけだった。
「血は出てないね。大丈夫。じゃ、スボン履き替えて、行くよ。」

車の中、また、思い出したようで、涙がこぼれていた……
「そんな顔で、ごはん食べれるの?」
無言……
「お母さんは、いい経験したと思うよ……」様子を見る…
涙が溢れている…拭いてあげながら、
「いつも、思いどうりにはならないってこと。それで、考えてこうなったんだから、次は大丈夫でしょ」
「うん」
「じゃ、いい思い出になるね〜」
「悪い思い出だよ〜」
とちょとだけ笑った。

車を降りる時、
「じゃ、また、メールできなかったら、どうする?」
「歩いて帰る」
と言って笑顔になった。
「よく出来ました〜」
嬉しくなって、Good👍サインを送りました。

ここまで、読んで頂きありがとうございます。

あたしのセリフのダメだしを自分でしたいと思います。

「いい経験」そんなこと知らんわ〜と息子は思っていると思います。
言わなきゃ良かった〜と後悔してます。子供達は、今しか生きてない。
今、楽しいことだけをむさぼっている。
先のことなんて興味ないし、成長とか興味無いから通じない。
だから、そんな分からないことを受け入れてくれた、息子に感謝します。ありがとう。そして、成長したのは母でありました。

m(._.)m
では、また、お会いしましょう。

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