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今年も、来年も。ずっと感動していたい。

今年のこと、来年のこと、あれこれ考えるけれど、結局大切なことはひとつだった。
とにかく感動していたい。その感動をもっと味わうために言葉を紡いでいたい。
それだけです。

どんな感情も生きているからここにある

2021年、自分のなかのネガティブな感情を心からゆるした。
これまでずっと、辛いとき、傷ついたとき、誰かに対して怒りが湧いてその感情を見つめるとき、「なんでこう感じちゃうんだろう」って、当たり前のように反省モードだった。自分が悪いからこうなるのであって、自分をもっと変えるしかないんだと、小学校の頃から思ってきた。だけど今年、その呪いを解くことができた。

夏を迎える前のあるとき、自分の気持ちを変えようとして、でも限界で、どうしようもなくなって、ふと手放すことができた。
あるよ。そりゃあある。怒りも痛みも、喜びや幸せと同じように、そこにあって当然の、自然な、自分の一部。誰も悪くないのに、それでも傷ついたり傷つけたりしてしまうことがあるのも、違う一人一人が生きてる証拠。
自分を変えることはたしかにできるけど、変えたいから変えればいいだけであって、変わらなければ今の自分は間違っているということじゃない。
自分のなかのあらゆる感情を、良い悪いじゃなくただそこにあったものとして認める。いったん味わって、流すものは流し、しまっておきたいものは大切にしまった。

どんな状態でも、わたしはわたしとして、だれかはだれかとして、生きている。生き続ける。そんなふうに思えたから、相変わらず傷ついたりぶつかったりする日々も、静かにたしかに、大丈夫になった気がする。

じぶんの心で生きる

もうひとつの大きな変化は、
自分の感動に敏感になって、些細なことでも、くだらないことでも、感動を生むものを大切にするようになったこと。そこに感じる後ろめたさが、完璧ではないけど薄らいできたこと。

好きなドラマを思い切り楽しんで、たくさん散歩して、日の光を浴びて、季節の風やにおいを感じて、何度も心満たされた。
そして、価値とか役に立つとか意味とかがないと不安でしかたなかった自分を少しずつ乗り越えて、やっぱりどんなにちっぽけでも、毎日なにかを見て、感じて考えて、それを言葉にしてまた感動を味わう。それがなによりわたしにとっての生きる喜びだし、自分の思考と言葉で少しでも誰かになにかを響かせることができたときが何よりも嬉しいことを知った。

外側の基準とか役に立つかに関係なく、わたしはわたしにとって大切なことを大切にしていいと信じられるようになったら、毎日を生きたいように生きられる感覚が芽生えてきて、その自由が幸せだった。


2022年「ベストを尽くす」に立ち返る

振り返れば総じて、2021年は心を自由にした1年だったなと思う。

そして2022年。
もっと感動したい。
心の自由をもっと日々の行動に繋げて、やりたいことをどんどんやって、そこで出会える感動をたくさん知りたい。

そのために一番胸に留めて置きたいのが、「ベストを尽くす」こと。
ちょうど昨日、尊敬している人が尊敬しているという岡本太郎の『自分の中に毒を持て』を読み始めて、これだと思った。

 人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
 夢がたとえ成就しなかったとしても、精いっぱい失敗した、それで爽やかだ。

ベストを尽くす。今のわたしにちょっと欠けていて、高校時代までのわたしがもっていたものだ。
全身全霊で輝いていたあの頃は、受かるか受からないか、うまくできるかできないか、それは結局自分ではコントロールできないところにあると諦めながら、その不安をどうにか交わしながら、とにかく「わたしは精一杯やった」と確信が持てることだけを目指して全力で過ごしていた。

大学に入って、与えられた枠のなかで努力して安心することを望んでいる自分に気付いて、自分の心で生きるしかないと悟って、頑張ることが正しいわけではないと思った。
でもそれは、頑張ることは手段であって目的ではないという気づきであって、頑張ることがくれる感動や喜びはやっぱりある。心惹かれるものに気持ちや時間を集中して、全力をかけることは、わたしが1番欲しい、心動く瞬間をくれる行為であることまで忘れてしまっていた。

2022年は、心うごくあらゆるものに、思い切り気力も体力も時間も注いで、わたしはわたしの生きる喜びのためにベストを尽くしたって思えるように過ごしたい。とっても、楽しみだ。

2021年、一緒に生きてくれた人、noteで出会ってくださったみなさん、本当にありがとうござました。
よいお年をお迎えください。
そして2022年も、どうぞよろしくお願いします。

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