今ここから、一緒に幸せになると決めた日。

自分が幸せになるためにも、誰かを幸せにするためにも、より良い自分にならなければと思っていた。

「より良く」と言っても、
どんな1日を過ごして何ができたら、100点になるのかわからない。
わからないけど、昨日よりも今日、今日よりも明日、
どうにかしてより良い自分になりたかった。

「どう生きるか」にいつもどこか自信がなくて心もとなくて、「幸せとは」に悩んでいた。

毎日何かに気づいては、もう抜け出した、大丈夫だ！と思って、
でもまた次の日には、何もかもわからなくなっていて。

そんなふうに、いつもどおりもやもやしていた数日前。お風呂に入っていたときだった。

何がきっかけだったのかまったくわからないのだけど、急に強く思った。

一緒に幸せになりたい。

一人で叶えなくてもいいんじゃないか。

＊

より良い自分にならなくても、今のわたしのままでできることはたくさんあった。

最近会ってない、仲良しのおじいちゃん。元気かな。
特に用事はないけど、一緒に食べるおやつを買って、顔出しに行ってみよう。

忙しそうなシェアメイトさんの代わりに、掃除をしておこう。

親に近況報告の電話でもしようかな。

会社で嫌なことがあって電話してきた友達の話、ゆっくり聞こう。

ただ一緒にいることから、始めてみたらいい。

誰かに聞いてほしいことが相手にあるかもしれないし、
話したいことが浮かんでくるかもしれない。

ただ一緒にいて、
「あなたがいてくれて嬉しい。」
「あなたといられて幸せ。」

そんな気持ちをもつことから、
「一緒に幸せになる」は始められる。

＊

「自分一人で幸せになれて、
誰かに幸せを"与える"こともできる。」

かっこいいけど、
そんなに強くなくていい。

あと、自分を助けるはずのご自愛というのも、逆に難しいときがあって。

他人基準から離れて自分にフォーカスして、自分の幸せは自分でつくる。

すごく素敵で、大切なことだと思うけど、

自分一人の世界で、一人ぼっちで幸せを探し続けてわからなくなってしまうなら、

一緒に幸せになるという選択肢もありなんだ。

＊

「〜〜ができます。」
「こんな資格があります。」
「〜〜を目指してこんな努力をしています。」

これができます！与えられます！

そんなふうに、自信を持って示せる"何か"がないことが怖かった。
なんとか自分の価値を高めないと、幸せになれないし、幸せにできないと思っていた。

でも、そんなことないと、今は思う。

＊

たとえばnoteを書くこともそう。

感性や、ものの見方、言葉の使い方を磨いて、
だれかの心に響く文章を書いて、それを認めてもらって…

そうやって、"わたしの"力を高めることが、一番大事だと思っていた。

でもほんとうは、思っていたよりずっと近くに、幸せのチャンスはあった。

いつも読んでいたクリエイターさんから初めてコメントをもらった。嬉しくて仕方なくて、なんとか気持ちを伝えたくて、一生懸命返事を考えた。
思いもよらない心の繋がりで、とても満たされた気持ちになった。

今度は自分から、勇気を出してコメントして、感動を伝えてみた。

初めは意地が邪魔していたけど、今ではスキもたくさん贈るようになった。

いろんな人のnoteを読むたびに、心に響く言葉にたくさん出会って、ふとした瞬間に助けられたことも何度もあった。

ただここにわたしがいる。
ただそこにその人がいる。
それだけで、今すぐに、
はじめられる幸せがある。

幸せになる・幸せにするためには、自分の価値を高めることが絶対不可欠だと思っていたわたしにとって、
とてつもない光を放つ気づきだった。

今ここから、今ここにいる人たちと。
一緒に生きて、一緒に幸せになる。

まだ始まったばかり、これからもっと、その光を大きくして、その光に包まれて生きていきたい。