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【童具店のゆき子さん】#8 「好きな色と、似合う色」

yukikosanのコピー

今日は、女の子とお母さまがご来店。

女の子はどうやら、心に決めてきた色があるようです。

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実際に背負いくらべて、自分に似合う色のランドセルをしっかり決めていらっしゃいました。

「わたしには紫よりピンクが似合うみたい」という、ちょっぴり大人びたコメントがとても素敵なお客さまでした。

投稿エピソード
4月から2年生になる娘の話です。ランドセルを選ぶ前から娘は「紫がいいー!!」とずっと言っていました。母である私はあまり乗り気ではありませんでしたが、娘が使うものですし、デザインなどは選ばせてもらい色は好きなものを選んでもらおうと決めていました。いざ、ランドセル売り場に行くとやはり紫を選ぶ娘。決めたデザインには他に赤、ピンクがありました。紫押しの娘ですが念のため他の色も試着し始めました。鏡を見てはうっとりする娘。そして「決めた!!」と言って報告してきた色は本命ではないピンクでした。予想外のことでビックリし「ピンクでいいの?」と確認すると「あたしには紫よりピンクが似合うみたい」との返答。当時まだ5歳でしたが似合う色と好きな色がイコールではないことを悟ったようでした。未だに紫は好きなようですが自分で選んだピンクのランドセルで元気に通学してくれてます。
ペンネーム:みつまま様
作者:ヒビユウ
イラストレーター。3歳差の兄妹の母。三重県在住。著書「ヒビ家のムスコとムスメ1・2巻」河出書房新社。
Instagram @hibi_yuu

この連載では、土屋鞄のランドセルスタッフが実際に遭遇したエピソードや、読者の方から寄せられたエピソードを元に作られた、架空のスタッフゆき子さんの物語をお届けします。

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