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のび太くん。

先日のドラえもんのお話『ジャイアン乗っとり』の回で、皆がいる前でジャイアンがのび太に理不尽な理由で謝らせて、のび太は殴られずに済んだ…という場面からお話は始まったのだが、観ていて正直やるせない気持ちになった。

というのも、その後にのび太は、しずかちゃん→ドラえもんと順で責められたからだ。
確かに、2人がのび太に言った理由も気持ちも分かる。

…が!しかし、それは無意識下で決して殴られることがない安全圏に居るから言えるのではないのか?とも思えた。
日頃から毎日のように殴られ責められていたら、暴力を前に気力は奪われ恐怖などから闘えなくなる時もあるだろう。

"どうして言いなりになるの?自分が正しいと思ったら押し通すべきよ!"
"情けないな〜。負けてもいいから、ぶつかっていこうという気持ちにならないの?"

2人の言葉は正しい。正義感もある。
ただ、思いやりが微塵もないように感じられ綺麗事に聞こえてしまった。
タイミング的に、今はただ寄り添ってほしいと思っている時にそう言われたら、分かっていても冷たく聞こえてしまって、まるで突き放された気持ちになってしまうのは…そんな時期があるのは良くないことで、また、情けないことなのだろうか。

たかがアニメとして軽く受け流せばよかったのかもしれないが、モヤモヤしつつも色々考えさせてもらえたので、ちょっぴりNote久々にして書きたくもなった。

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