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わたしの本棚から 『恐竜物語』

わたしの本棚にある
古い古い本をご紹介しましょう。

『恐竜物語』
新潮文庫
作:レイ・ブラッドベリ

わたしは昔から
恐竜が大好きなのですが、
もう、この本、
レトロな恐竜が描かれた
表紙の絵からして
恐竜好きの心を鷲掴みです。


この本との出会いは
その昔の
国語の教科書でした。

中学だったか高校だったか忘れましたが、
教科書に
『霧笛』という作品が載っていたのです。
あぁ読んだよ知ってるよ!っていうかた、
いらっしゃいますか?

この『霧笛』という作品を
手元に持っておきたくて、
探して買ったのが、
『霧笛』が掲載されている短編集
『恐竜物語』です。

ちなみに
もうこの文庫本は絶版だとのことなんですが…
この短編集に載っているいくつかの作品は
他の本にも掲載されているらしいです。


『霧笛』は、
現代まで生き残った恐竜が
灯台を仲間だと信じて
遠吠えで呼びかける…
という、
美しくて物悲しくて
恐竜好きの心に
ずきゅーーんとヒットする
お話。

もしかしてもしかして
暗い海の底に
まだ生き残りの恐竜がいるかも…
それが深い霧の向こうから
現れるかも…
なんて想像をめぐらせ、
恐竜好きは
ワクワクするのです。

大昔に滅んでしまった生物たち…
なぜ滅んだのか
どんな生態だったのか
まだまだ未知のことばかり…
恐竜好きは誰しも
生きた恐竜を実際に目にしてみたい
と思うもんです。

そんな恐竜好きの願望を、
目に浮かぶような素晴らしい描写で
描いた作品です。



この短編集には
『霧笛』のほかにも
いくつかの
恐竜にちなんだ短編が載っています。

わたしが
特に好きなのは、
『いかずちの音』という作品。
タイムマシンで恐竜時代に狩りに行き
ちょっとした失敗で
過去を変えてしまい
現代がとんでもない世界になってしまう…
というお話。
ちょっとした「何」が原因なのか…
え?そんなものが????
とびっくりしたのを覚えています。

この作品、映画化されているらしいです。
見たことないけれど…。


『恐竜物語』を
もし古本屋で見つけたら
ぜひ手にとってみてくださいね。




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