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#9 【ペット】LINEでペットの様子見える化

実家で犬を飼っていたとき、家族みんなで遠方のレストランへ食事へ煎ったことがあった。当然、犬は留守番で当時の私は「ひとりぼっちで寂しくないかな、留守番中どうしているかな」ととても不安だった。そんなお留守番ペットを心配する飼い主の声に応えるように、ペットの様子をLINEで把握できるようにするサービスをNECが発表した。現在、このサービスはクラウドファウンディングで展開を開始している。

首輪のセンサーから情報取得してLINEメッセージへ

ペットの様子をどのように把握するのか。それは、ペットの首輪につけるセンサーである。このセンサーは「PLUS CYCLE」と呼ばれ、三軸加速度センサーなどを搭載している。ペットがじっとシている様子や排泄、食事の様子などをセンサーを通して取得し、LINE上でメッセージ送信される。メッセージは「ねむねむ…」「ダダダダダ!」をはじめとし、約100種類もあるようだ。

様子確認のためのメッセージは飼い主からの「何してる?」という問いかけに対して行われる。「何してる?」メッセージは定期的に自動送信され、取得したペットのデータを蓄積することも可能である。

ペット関連施設との連携

取得したデータは、飼い主の確認用だけではなく、ペットサロンや動物病院と連携することでサービスを最大限に活用できる。これまで、ペットを動物病院に連れて行く基準となるのは、明らかに人間目に見えて不調になったときだった。しかし、このサービスを利用することで、健康状態を継続的・客観的に把握することができ、病気の早期発見や予防に役立てることができる。その他、ペット預かりサービスを利用する際には、それぞれのペットの特徴をデータをもとに予め担当者へ伝えておくことで、より安心して任せられるだろう。


ここからのひとりごと

飼い主なら一度でも、ペットがどんなことを考えているのか、お話してみたい!と考えたことがあるだろう。そんな夢を実現させるようなこのサービス。取得したデータを分析することで、関連事業での応用も可能だ。ペットと人が今以上に共生しやすくなる社会に、また大きく一歩近づいたように思う。

素人目の課題としては、ペットに装着する首輪だ。ペットによっては煩わしくてつけてくれない場合もあると思う。よりペットに負担を感じさせない形状で同レベルのサービスを提供できれば、ペットも人もWin-Winな関係を築けるのではないだろうか。

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