名前を言ってはいけない例のあの人

わたしは金正男を殺してない（字幕版）

ニュースで見ていた事件の概要とは異なっていた。
頭から布のような物を被せられて犯行に及んだと。

実際は手のひらにブツを塗り標的の目に擦り付けた。

事前に何度も練習していた。
手にベビーオイルを塗り、
「だーれだ？？」
と背後から目隠しをするようにイタズラをする。
知人だと思っていたら別人だった、ゴメンなさい。
という演出を。

女優志望の無知の若い女性二人に。

そして本番。
彼女たちの手には猛毒が塗られた。
猛毒は酷い臭いを発生していたそうだが、何も知らない彼女たちは指示に従う。

悪の組織は用意周到、二人の実行犯を用意していたのだった。

その猛毒は実行犯である彼女たち自身にも被害があった。

手の皮膚は厚く、猛毒を塗られても直ぐには吸収されない。
ただ目から経由したら直ぐに体内に廻る。
そして■に至る。

実行犯だけを取り押さえ、背後にいる本当の悪を取り逃がしてしまった。
世界的にも汚点となる。
背後の組織は恐ろしい者だった。

裁判では実行犯の釈放に時間差があった。
お国柄の事情によるものであった。

若き女性は二人とも恐ろしい国の暗殺計画に嵌められてしまった被害者であった。

その恐ろしい国の人間は自国へ逃げ帰り罪に問われることは無い。

これがそのドキュメンタリーである。

映像の事実を述べるのみだ。
深入りすると身の危険さえ感じる。
そう言う意図も含まれての配信が許可されているのかも知れない。

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