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はじめてのnote



大好物はつぶあん。

仕事帰りにパン屋の前を通り過ぎたが、
やっぱりあともどりした。

あんぱんは・・・と

あっ、こしあんしかない。

こんな時でも引かないのがつぶあん派。


閉店間ぎわだから、店頭に並んでいるだけしかないことは
じゅうぶんわかっているが、
それでもかすかな望みを抱いてレジへ向かい
つぶあんのあんぱんがないか訊く。

「そこにでているだけなんですよー」

やっぱりか。


最後ひとつのこしあんのあんぱんをトレイに入れ
ふたたびレジへ。

「・・・よろしいですか?」

店員さんは申し訳なさそうに言った。
そうとうわたしの顔が落胆してみえたのだろう。



女々しく夜空を眺めながら
窓ぎわであんぱんをかじった。


つぶあんが食べたかったな



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