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「PENTAX散歩in新宿」に参加してみた

ある日、LINEから一件の通知が来た。
PENTAX Officialからだ。
4月23日日曜日に、PENTAX散歩in新宿というものがあるとのこと。今回は新宿御苑をPENTAXの機材で撮り歩くのだという。

作品の講評はないけど、PENTAX社員の方と、そしてスターレンズと撮り歩けるなんて、なかなかない機会だと思ってすぐに申し込んでしまった。リンク先のページを参照し、更には応募フォームから参加料金の2200円もPayPayですぐに支払いし、申し込み完了。
当日11時30分に四ツ谷のPENTAXクラブハウスに集合とのこと。
今回はPENTAX K-3 Mark III とHD PENTAX-D FA★70-200mmの組み合わせ。もちろん両者とも所有していない。ボディの方は以前の無料体験会で使ったことはある。スターレンズのこのモデルは初めてだ。
普段K-1markⅡを使っているけど、スターやLimitedは軒並み持っていない。それらのラインナップはゆくゆくはもちろんほしい。ならば現在の自分にピッタリのイベントだと思った。

しかし、このレンズを貸してくれるということは、ゆる〜く散歩と謳っているけど、実際かなりガチなイベントなのではあるまいか…。参加される方々も、きっと歴戦の猛者たちであるに違いない。とにかく当日が楽しみだ。たくさん撮るぞ〜!と、ワクワクしっぱなしでイベントが待ち遠しかった。

そして当日。
念のためK-1markⅡもいつものカメラバッグに忍ばせて行く。重ための機材だから水分補給もしっかりせねばと、炭酸水も2、3本。きっと熱くなって汗もかくだろうと、深めの帽子も装着。SDカードも忘れずにいざ、新宿御苑へ。…ではなく、まずは四ツ谷のPENTAXクラブハウスだ。11時30分に集合。今の自分は偶然にも四ツ谷が職場の最寄り駅なので、日曜日なのにちょっと不思議な気分。

着いたら、誰もいない…早く来すぎたか。
入口で座って待っていると、時間ちょうどに、赤いPENTAXパーカーを着たお二人がいらっしゃった。やっぱり社員さんだ。軽くご挨拶して、クラブハウスが開くまで待つ。ついにはじまる…!

クラブハウスが開いて中に入ると、PENTAX K-3 Mark III とHD PENTAX-D FA★70-200mmが人数分置いてある。これを使うのか…!ようし…
他の参加者の方々も順次来場されていく。イベント常連の方もいるようだ。すごいなぁ…

社員さんから、事前の案内説明を受けたあと、承諾書にサインし、機材を受け取る。気合いが入る。でも気をつけて扱って、壊さないようにせねば。早くも手汗が。

ふむふむ…最初はカスタムイメージは「鮮やか」で、そして飽きてきたら「モノクロ」で、か…。普段自分はリバーサルフィルムの設定で撮ることが多いから、どんどん試していこう。

徒歩で四ツ谷駅まで。てくてく歩いてく。まるで遠足だぁ。たのしいな。そしてこんなに重装備のカメラ人たちが一同にメトロに乗り込む。車内の雰囲気がかなり変わる。千駄ヶ谷駅まで、近いけどすでに悠久の時の流れが満ちている。ずっしりくるカメラとレンズの感触を確かめながら、そんなことを思った。

新宿御苑は、良い天候にも恵まれてかなりの人出だった。COVID-19がもうそろそろで5類以降という時期、続々と増えている外国の観光客の方々も、もちろん国内の方々も、皆楽しげでいい雰囲気だった。

本当に楽しそう
外で子どもたちが楽しそうに遊んでるなんて、ずっと見られなかったから、なおさら嬉しかった。


せっかくなのでモノクロでも別名保存
すぐに別のカスタムイメージで設定変更して保存できるこの機能は使うほどに便利

緑の色どりが若々しくて元気をもらえる感じだ。暑いので上着を脱ぎカバンに詰め込む。

明るい緑も気持ちいい


御苑に入り、集合場所と時間を決めて、その周辺を歩きながら撮る。撮るものを探しながら周囲をよく見るようにする…。時間があっという間だ。

木漏れ日がよかった
カラーではこんな感じ
どっちもいいなぁ・・・


集合時間というより、集合場所がわからなくなり焦る。スタスタ歩き回ってようやく合流できた。遅れてすみませんと社員さんに伝えるが、優しいフォローをいただく。なるほど、ゆる〜くというのはこういうことだったのだな…ホッ。しかし極度の方向音痴の自分であるから、次こそはしっかりと集合場所に時間までに戻らねば…と、次なるポイントまで移動。

みんな思い思いの時間を過ごしてる

とにかく光と影の感じを探すのに夢中で、他の参加者の方とはほとんど何も話さずに、シャッターを切る時間が続いていった感じだ。でも楽しい。聞いてはいたがものすごい表現力のレンズだ。撮れば撮るほど楽しくなっていく。ボディのK-3markⅢもすばらしい。測距点の移動もとてもしやすい。そういった細かい点での使いやすさはK-1markⅡより上なのかも…。

水面を逆光で

とにかく撮った。
意外だったのは、この重量感のある組み合わせでスナップにもどんどん使えてしまうこと。

行く家族

都内に意外とこういう広い公園が多いのは、自分も引っ越してきて改めて気づかされた。日常って広いんだなぁ・・・。非日常もまた、そういう日常の質の深いところにあるのかもしれない。

たんぽぽ

とにかく楽しすぎてあっという間に新宿御苑での時間が過ぎ、いつのまにかクラブハウスに戻る時間になっていた。時間と場所の感覚に鈍い自分はどこかぼんやりと皆さんとともに四ツ谷へ向かう。気づけば炭酸水も飲み尽くしていた。

クラブハウスでは、社員さんのご案内のもと、カメラ内RAW現像のコツを教わりつつ実践する時間に。なるほど、歪みの補正これは便利だ・・・。

しかし、PENTAX機はバッテリーの持ちが良い印象だけど、カメラ内RAW現像をし終える頃には、残量が残り少なくなっていて少し焦った。
たくさん撮ったしなぁ・・・。

RAW現像を終えて、アンケートのQRコードを取得して各自帰宅に。
なんかたくさん感動しちゃって細かいところあまり覚えてない・・・
でもめちゃくちゃ楽しかったからいいか。

イベント終了後日メールが来て、レポートに載せる写真を送ってほしいとのこと。これかなぁ、というのを送ってみたが、やはり他の方の作品も素晴らしいものが多くてとても参考になる・・・。
やはり参加できてよかった・・・。
ちなみにPENTAX officialのイベントレポートは以下のリンクからもご覧いただけます。

K-3 Mark III Monochromeが発表されて興奮していたころに実施されたこのイベント。新宿御苑内を歩いているとき、PENTAXの社員さんとこの記念すべきモノクロ専用機が楽しみであることとその意義についてお話できたのも嬉しかった。いつか買いたい。もちろんイベントでお借りした機材も。

光学ファインダーで覗いて撮る世界、ペンタプリズムを通した世界。ペンタックス。フィルムカメラプロジェクトも楽しみだし、応援しつつ、自分もこれからもっもっとPENTAXの機材を使いこなして写真を撮っていきたい。
そう再確認できた意味で、とても良いイベントでした。あーたのしかった。
いつも本当にありがとう。PENTAX。

お読みくださり、どうもありがとうございました。


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